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19.「『きみを守るから』」
誰かが私を傷つけても
あなたはいつも知らんぷり
私のこころは羽より軽い
飛ばされて塵になる
夢の中であなたの首を締めるけれど
目が覚めたら言葉を求め続ける
けれど
あなたは
朝露を踏みにじっても
平気でいる
考えもしないんでしょ
嘘つき
私の涙が枯れるほど泣いても
あなたは普段通り
自分の中にある
冷淡な顔にも気づかない
夢の中であなたの首を締めるけれど
眠るまでは言葉を求め続ける
けれど
あなたは
星座さえ
見ることもなく
死んでいくんでしょ
嘘つき
ーーー
(「きみを守るから」と言われたのに、目の前で知らない人に罵られても、全然見ていなかったと言われ、それで泣いても全く気にされず、夕焼けだろうと星空だろうと空なんて、なんで見るの?とか言われ、色々とショックだったので、詩にぶつけてしまいました)。
オリジナルです。




