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ネイチュの詩(詩)・その1  作者: ネイチュ
17/101

17.「春の小川へ誘われて」


 輝く笑顔を向けられて

 スカートの裾をしばった

 あなたの手をとり

 春の小川にくるぶしまでつかる

 嘘でいい

 誘ったのは

 特別なコだからと言って

 小さな流れに立つけれど

 この思いは激しいまま



 顔を上げられなくて

 光る水面(みなも)を見ていた

 あなたを戸惑わせ

 冷たいなら岸へ上がる?と逆効果

 通りすがりの

 子どもたちは

 お似合いだと囃すから

 苦笑いするあなたに

 本当はすきだと言われたい



 ーーーーー


(これはイシュリンに片思いする女の子の気持ち。イシュリンは軽い気持ちで「きれいな流れだね。小川に入ってみない?」と誘ったけれど、特別な感情はないと思う……)。(多分……)。

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