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ネイチュの詩(詩)・その1  作者: ネイチュ
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1.「Kiss from the roses」



 血濡れた両手で肩を抱く

 戻れない過去を守るために

 鐘の音にすくむ臆病者の正体

 それは名付けられた奴隷

 夜に逃げ込む


 おお

 薔薇たちは口づけをしたがる

 息の根を止められるのは誰

 棘だらけ運命の主


 Kiss from the roses


 うなだれて座る石の床に

 とつぜん光がさしこむ

 舞い降りた眠り姫は目尻に

 ひと粒の涙をのせて

 目覚めのときを夢に見ている


 ああ

 牢獄は明るい庭に変わる

 運命に身を委ねよう

 愛しいものはここに


 Kiss from the roses


 薔薇たちは薔薇たちのもとへ



 ーーーーー



(孤独に苦しむ皇子アキは、異世界から宮殿内に舞い降りた憂理に救いを見いだす)

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