ハジメマシテ
*友達ガンガンつくるコツ
〜入学直後の場合〜*
「おはよう!」
どんな子でも明るく挨拶。
「おはよう。田中さん同じ高校だね!うれしい。これからもよろしくっ!」
同中だったら、更に明るくうれしそうに。
「おはよう。家森幸緒莉っていいます。浜城さんのペンポーチRIPIPIのだよね!めっちゃかわいいっ☆私もRIPIPI大好きなんだ。」
派手めのブランド物を持っている人には、自己紹介からの、べたぼめっ!ここで、相手の反応を確認。
「ありがとー。原宿で、一目惚れしちゃってっ!家森さんのボールペンも、かわいいねー。」
今回は相手ノリノリからの、私の物も褒めたから、私に興味ありっ!性格も合いそう。
もし、相手が引き気味だったり性格合わなそうだったら食い下がること。
「うれしいっ!これ友達がくれたんだ。
お気に入りなの!今日、一緒に帰ろう。浜城さんとなら楽しく帰れそう。」
ちゃっかり、帰りを予約。
これで、新しい友、一人ゲット!!!
ガラッ
「はーい席に座ってー。はーい」
担任の湯野川先生が入って来た。
「全員いるよね、はーい。あれ?家森の前…。伊江野はまだ?」
ガラッガラッ
「すいません!」
いきなり、教室の後ろから入って来たのは、伊江野君…。
「なぜ遅れた!」
先生が問い詰める。
「いや、普通に登校していたら、目の前に隕石が降ってきて!」
「ふっつ」
「あっは」
伊江野君のギャクに笑ったのは、2人。
誰かと、 私。結構面白かったと思うけどなぁ〜。
笑ったのを少し恥ずかしがっていたら、
「今、笑った人!ありがと〜」
お礼を言った伊江野君………。おもしろい人なんだな。
胸の奥でキュッって音がなった。