始まりは突然に
これは、青年が送るものがたり
俺は静寂が大好きだ
決して、積極的な行動はとらない
だが、孤独になるのとは違う
ある程度の関係を保ちつつ
近すぎず離れすぎずをモットーに
している。
おっと、俺の事を話してなかったな
俺の名は大谷悠人 18歳 彼女はいない
5人家族で次男 部活は元野球部に
所属していた。学校は都内の私立高校
運動能力は一般人より高いぐらい
学力は中の下のレベル
好きな教科 理数系
嫌いな教科 英語、世界史
まあ、ざっとこんなものだ。
それでは、そろそろ本題に入ろう
俺は、なぜ?こんな事を話しているかだ
この大谷悠人が今、人生最大のピンチ
いや、人生の最大の岐路に立っている
と言っておこう。
事の発端は、3時間前…
『はぁ…授業だりー』
俺は、いつも通り眠気と戦いながら
窓の外を見ていた
『部活辞めちまったからなー
放課後どうしよう…』
その時であった
窓の外を見ていると何やら
空に切れ目があった
最初は、珍しい雲かと思った。
だが、その雲?は徐々に漆黒の
色となり、はっきりとした形に
なっていった。
『えっ?何あれ
宇宙人が出てくるの?』
先生『おい!大谷何してる?
しっかり授業を受けなさい』
『あっ、すみません』
マジかよ。何で見えてないの?
結構でかいよあの切れ目…
『貴方に決めた…』
その瞬間、かすれた女性の声が
悠人の耳に入っていった。
『へぇ?』
そして、まばたきをした瞬間
気付いたら個室にいた…
『何だ、この部屋?
待合室か何かか?』
ガチャ…
扉を開ける音がした。
そして、中に入ってきたのは
1話終了