1/1
告白予告
春といえば、入学式や花見などを思い浮かべる人もいるだろう。
俺、島咲悠希は今年度から高校生だ。長い話の入学式も終わり、俺はこれからの高校生活を満喫するつもりだった。
――――が、そんな事はすぐに打ち砕かれることになった。
次の日、普通に授業を受け休み時間の時
「おーい、島咲ー。お前に、用があるってさー」
同じクラスの奴の声がドアのほうから聞こえ、見てみるとそこには女子が立っていた
「あ、あの………今日の放課後、裏庭で待ってます!!」
それだけ言うと、彼女は走って行ってしまった。
「あれ、絶対告白だぞ。島咲」
「あー、そうだな」
適当に返事しておき、席に戻った。
(めんどくさ………)
この後の、放課後のことを考えると頭が痛くなった。
周りの奴等が、色々俺に聞いてくるが知ったことねぇ。
知り合い?どこで、会ったの?
(そんなもん、俺に聞くな……)
まだ、会った事もないのに