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ドラゴンとの出会い。 ~頭上注意。もし君が主人公ならば、鉄骨が落ちてくるからね~

お願いします。


《ダイブイン》をして、まず空をみた。


「今は昼ごろかな?」


太陽の位置で大体の見当をつけた。さて、


「スフィ。いる?」


「はい。主」


元気よく現れた。どこからって? 僕の中からです。


「今日は装備品でも作りに行こう。と考えてたんだけどさ、このアイテムじゃ呪いの装備が出来そうだよね」


「確かに色はおどろおどろしいですし、名前もあれですもんね」


なるほど。と、スフィも納得したように言った。


「そうなんだよ。だからフィールドに違うものを捕りに行こうとおもうんだ」


「なるほど。では、今回はどこに?」


「今回は[夕霧の森]に行こうと思うんだ。[朝霧の森]のほうはレイドボス討伐があるみたいだからね」


卓巳の話を思い出しながら言った。


「ってことで、自分のスキルあげたいので、スフィはおとなしくしていてね」


「は~い」


スフィはそういいながら僕の体に入っていった。別に外にいても良かったんだが。


「さて、南門にいきますか」


意気揚々と歩き出した。そして門を出て森の中に入っていった。


「おお!新緑の草原の方より、草とか発見できるものが多いな」


相変わらず鑑定を持っていないので、手当たり次第にアイテムボックスに放り込んでいく。ちなみに草系は調合のスキルで確認可能であるが、まとめて調べようと思うので、今はまだ把握していない。


ガルルル

少し森に入ったら、モンスターの気配を感じ構えた。気配のある方向から狼が3匹現れた。



[グレイウルフ]

 HP:120

 MP:10



レベルは分からないが、双剣を抜いて一撃を入れた。一撃で倒した。


「おそらくゴブリンより弱いよな。でも防御力とかが高いかもしれないから、ひとえにはいえないか」


うんうんと自己完結し、奥に進むとセーフティエリアがあった。さすがに前回のようなことはないだろう。


早速セーフティエリアに入り、スフィを呼んだ。


「主呼びましたか?」


「うん。少し試してみたいことが合ってね」


ちなみに、今セーフティエリアの中には俺たちしかいない。


「 [研磨]って、スキルがあるからやってみようとおもってさ。さて、って、あ!」


「どうかしたの?」


「研磨するにも、砥石がないか。何か使えるものはないかな」


アイテムボックスを開いて中を見てみる。なんか謎の実や謎の草、謎の石が一杯入っていた。その横に道具タブがあった。


「道具? なにか役立ちそうなものは入ってるかな?」



[アイテムボックス:道具アイテムタブ]

魔法の砥石

不思議な研磨セット



研磨用っぽい道具が入っていた。名前が?


「あるにはあったが、これは初心者用なのかな。説明見ればわかるかな」



[摩訶不思議な魔法の砥石]

どんな武器でも最高な状態に研磨できる砥石。決して消費や消耗することない。

スキル[研磨]を所持していないと使用することができない。

ユニークアイテム。


「不思議な研磨セット」

摩訶不思議な研磨セット。なぜか消耗や消費しても、時間が経てばベストコンディションになる。



ふむ。これはなかなか。って、


「ユニークアイテム! って、どれだけ幼女に凝ってるんだよ。……まあ、貰ったからには使うけども」


ふと、研磨スキルの方も気になり、説明を読んだ。



スキル[研磨]

あらゆるものを磨ける。剣は切れ味が増し、宝石はより輝く。

研磨は本来、鍛冶スキルの一部として存在するが、こちらは研磨のみに特化した幼女専用スキル。研磨することにより、さまざまな特殊効果が付与される。

真剣な顔で武器と向きあう幼女っていいよね。



うん!? ………よし! 受け流す者の称号はだてじゃないぜ。


「研磨を始めるか。スフィ。手伝ってな」


双剣はまだしも巨神剣は大変だからね。サイズ的に。


「わかった。それで何をすればいいの?」


「まずは双剣から磨いてみるから少し待ってて」


「うん」


「んじゃやるぞ」


魔法の砥石を取り出して、研磨を始める。って、この砥石!? 適度な水が勝手に出て、………なんか凄いな。なしかにこれは魔法の砥石だな。


シャッ、シャッ、シャッ、シャッ よし。まず一本。

シャッ、シャッ、シャッ、シャッ、よし、終了。


1回砥いごとに刀身が光り輝いて、数回砥いだら一際大きく光り輝いた。


「やってみたけど、どうかな?」


「キラキラしていてきれいだよ」


武器のステータスが、[初心者の双剣:切れ味増大]ってなっていた。攻撃力はあがってないな。何が違うんだろ?



[初心者の双剣:切れ味増大]

初心者の使う双剣。双剣のスキルを始めに取得した場合にプレゼントされる。

効果:Str+5  耐久∞  スキル:なし

切れ味増大:物理防御貫通70%アップ  1hitごとに5%ダウン



ふむ。……これは凄いのか? ダメージ増加でなく、物理防御貫通って。


うん。ないよりはいいか。それに、永続じゃないっぽいしな。


「とりあえずは成功かな。よし、次は巨神剣もやろう。手伝って」


「はい!」


スフィは張り切っていった。


シャッ、シャッ、シャッ、シャッ

シャッ、シャッ、シャッ、シャッ

シャッ、シャッ、シャッ、シャッ

シャッ、シャッ、シャッ、シャッ

シャッ、シャッ、シャッ、シャッ

シャッ、シャッ、シャッ、シャッ

シャッ、シャッ、シャッ、シャッ

………………、

………、

…、

シャッ、シャッ、シャッ、シャッ

よし、出来た。って、時間が掛かるな。


確認してみたら、[巨神剣《神代》:破壊力増大]、どうやら補正がおきるのは、武器の種類によって異なるようだ。それに、かかる時間も違うようだ。


「わぁ~、きれ~」


スフィは感嘆としていた。さすが、だてに神剣と付いていないね。これからも、たまに磨いてあげよう。そう思いながらしまった。


「さて、もう少し奥まで行こうかな」


「なら私はまた主の中にいます」


そういって、スフィはまた中に入っていった。


「よし。行こう」


僕はまた、森の奥へ踏み出した。


「とりあえず、まっすぐ山に向かって進もう」


山に向けって進んでいく。途中、木が邪魔で山が見えなくなっても、山があるだろう方向へ歩く。ある程度進んだところで、大きな声?がした。


Gyaoooooooooooooooooh!


「ん?なんだ?ここはセーフティエリアじゃないぞ。」


またかと焦りながらいったが、前とは状況が違うことに気付いた。


ゴンッ、ドバシャン、ザザザザザザザザ、ドゴン!

そんな鈍い音と共に地面が揺れた。それとともに気が折れるような音もした。


「あっちのほうか。気になるけど。う~ん。………よし。行ってみよう。さすがに前回みたいなことにはならないだろう」


木が邪魔で空も見えないところで、音を便りに駆け出した。走っていると光の射しているところが見えた。そして光に向かって飛びだした。そして、その光景に目を見張った。


「なっ!!」


そこにはドラゴンがドラゴンを叩き潰している光景が広がっていた。


「どういう状況だ!?」


その時、一体のドラゴンがこちらを見つめて、


「人の子か、こんなところに幼子がなんのようだ?」


と語りかけてきた。ちなみにどちらも50M級のドラゴン。


「いえ。大きな音がしたので気になって来たのです。あっ、ちなみに僕はニズと申します」


「そうか。それで様は済んだかな?」


「はい。音の原因が分かりました。それで、なんでこんな状況になったのですか」


恐る恐る気になったことを聞いた。


「ははは、それは教えられない。聞きたくば、我に力を認めさせてみよ」


笑いながらこちらを威圧してきた。こちらはむっとして、


「言いたくないというのは分かりましたが、こちらが名乗ったのですから、そちらも名乗ってはどうですか?」


つい売り言葉に買い言葉で返してしまった。


「はははは! よかろうならば力を見せてみよ。幼子よ」


ポーン

〔ディザスターユニークボスに遭遇しました。特殊戦闘フィールドへ移動します〕


アナウンスが終わった瞬間、何かがドラゴンの口元に集束したかとおもったら、開幕ブレスよろしく、光線を放った。


「なっ!」


すぐに横に力いっぱい飛んだ。

ズゴシュンボシュン、シューーーーーーーーーーーと、轟音が轟いた。


「ほう。力加減をしたとはいえ、避けるとは」


そのセリフを聞きながら、光線は進んだ方向をみて愕然とした。そこにはなかったはずの4車線の車道くらいの道が出来ていた。しかも、着弾表面が溶けてる。


いや、地面が溶けるって、火力がおかしいでしょ!?


「………よし、何とかしないと死ねるなこれは」


呆然としながらも双剣をしまい、メインの巨神剣を具現化した。そして、具現化と同時にドラゴンへ斬りかかった。


「どりゃ、《山崩》!」


「なんだその剣は! くっ」


ドラゴンにかわされたが、そのままドラゴンいた場所から周囲を、ドラゴンもろとも一気に吹き飛ばした。


「外したか。次は《海裂》!」


ドラゴンに向かって衝撃刃が走った。「ぐっ」といいながら、ドラゴンは羽ばたきかわした。


「こんどは、《空破》!」


空に逃れたドラゴンを追うように、上空に放った。衝撃は右の翼に当たり、「ぐはっ」と声を放って落ちてきた。その隙に飛び上がり、


「沈め、《地割》!」


ドラゴンを真上から地面諸共叩きつけた。この一撃で周囲は荒地から更地になり、いつの間にか山際まで来ていた。しかし、


ドゴン

瓦礫をどけて、ドラゴンは起き上がった。


「ふふふ、中々の攻撃であった。しかし、この 「止め、《山脈崩》」 なっ!」


ドゴーーーーーン!!!



ポーン、ポーン

〔称号取得条件をクリアしました。称号[神代之姫神]を取得しました〕

〔 [巨神剣 《神代》]の覚醒開放条件をクリアしました。[巨神剣 《神姫遣神星乃御柱》]に覚醒開放しました〕



一撃で山々を完全に崩し、見渡す限りの岩や巨石を砕き、見渡す限り生い茂っていた木々をなぎ倒し消し飛ばした。しかし、ドラゴンはボロボロズタズタだが、息はあった。


「まだが息はあるのか。しかし、見渡す限り更地にする一撃でも止めをさせないとか、このドラゴンは最初の森に出るにしては硬すぎじゃないか?」


確認してみた


[真竜]

HP:1278/13800000

MP:6232976/6237000



「んな! HP多すぎでは?しかし、まあ、よくここまでHP削れたな」


驚いていたら、ドラゴン、いや[真竜]が目を開けて話しかけてきた。


「おい、幼子よ」


「幼子ではないですけど、ニズって名前があります。それでなんですか?」


「では、ニズ。なぜ、とどめをささない?」


「なんとなくです。とどめをさして欲しいんですか?」


「いや。やはり死にたくは「なら、主に忠誠を誓えば助けてあげる」んな!?」


「おお、いきなりだな。聞いてたのか?」


今までノータッチだったスフィが、いつの間にか出てきて、どう?いい提案でしょ?とばかりに胸を張って言った。


「貴女は………。そうか、そうだな、それもいいだろう。貴女と契約をしているようだし、そして、その力。こちらから是非お願いしよう」


真竜は何かに納得してそう言った。何と無く予想は付くが、ここはスルーだな。


「なら決まりだね。ほら、主、早く早く」


スフィは急かす様に言ってきた。ちなみに急かす理由は特にないらしい。


「わかったよ。どうすればいいんだ?」


「名前をあげればいいのよ」


「名前か~。真竜の本名は、性別はどっちなの?」


名前を決める前の聞いておこうと、真竜に聞いた。


「我に名はない。我以外に真竜は存在しないから、名など必要なかった。それに性別はない。どちらでもある。ではなく、どちらでもない。というのが正しいか」


「どちらでもないか。わかった。う~ん」


名前だから良く考えないとな。どうしようかな。ビル、じゃ建物だし。Bルス、じゃ破滅の呪文だし。……べル、ベルニールはどうだろうか?


「“ベルニール”ってどうだろう? 略称はベル」


略称がすこし女性よりになったが、どうだろ?


「うむ。“ベルニール”、ベルか。………うむ。気に入った。我のことはベルニール、ベルと呼んでくれ」



ポーン

〔竜種と契約しました。これにより、称号取得条件をクリア。称号[竜の友]を取得します〕


「それでは、宜しく頼むぞ、ニズ。いや、我が主殿」


「こちらこそ」


笑顔で言った。ちなみに契約した瞬間にベルの傷が完全に治り、HPも完全回復していた。

凄いな。どうゆうことだ?


ポーン

〔ディザスターユニークボス[真竜]戦が終了しました。もとの場所に戻ります〕



戻ってきたら、橙色ドラゴンが倒れていた。ちなみにベルは、ぼんやり光っているような透き通った白色をしている。


「でさ、結局こいつはどうしたの?」


今まで忘れていたが、今回の発端はこいつだったんだ。


「我は基本、放浪しているのだが、いきなり縄張りがどうだとか言って、身に覚えもないのに襲ってきたやつがいてな。こいつはそう言っていたやつの配下の竜だ。だから返り討ちにした」


「文句いってきた本人ではないんだ。それで配下ってことは眷属みたいなもの?」


「そうだな。たいした知能もない下位の竜だ」


そんなのもいるんだな。下位ってことは中位や上位もいるのか。僕は少し考え込んだ。


「主、ベル、ほっといて行こうよ」


「そうだな。こういうやつは放って置くに限るぞ、主殿」


「まあ、そうだな。それじゃいくか」


ヒューーン、ザク

Gyaoooooooooooooooooh!


「え?」「なに?」「む?」


何かが落ちてきて、刺さる音と、そのあとに叫び声?が聞こえた。

みんなで橙色ドラゴンの方を振り向いた。なんか尖った大岩がドラゴンの鱗を突き破ってささっていた。



ポーン、ポーン

〔称号取得条件をクリアしました。称号[竜殺し]を取得しました〕

〔称号取得条件をクリアしました。称号[トラップマスター]を取得しました〕



[オレンジネスドラゴン]討伐終了

[特定部位破壊ドロップ]

  橙竜の角×2

[通常ドロップ]

  橙竜玉

  橙竜の爪×5

  橙竜の鱗×8

  橙竜の牙×3

  橙竜の肉(18kg)

[特殊ドロップ]

  斧 [橙竜の牙斧]

  竜殺しの尖巨石



なんか倒してしまった。おそらく《山脈崩》で吹っ飛んだ岩だな。吹っ飛ばして形が残ってたから、僕の持ち物の扱いだったんだな。きっと。


「なんか、倒しちゃったな」「たおしちゃったわね」「あやつも運がないな」


そういいながら、みんな一様にスルーした。そして、下位のはずなのに、レッサーとか付いてなかった。………うん。そんなこともあるか。


「そういえば、ベル。いつもはどうするの? その大きさじゃ、町に入れないし」


「我か。小さくなれるからそれで問題ないだろう。ほかの皆から見えないようにもできるぞ」


ぽむっ。っと音をたてたかのように小さくなった。


「おお。そんなこともできるのか!すごいな、それなら大丈夫だ」


そういいながら、スフィと手を(なぜか)繋ぎ、ベルを頭に乗せて町に向かって歩いていった。町までのあいだ、スフィの地水火風光闇の6属性コンビネーションとベルのレーザーで、敵をすべて蹴散らしていった。それとふたりとも完全に溜めがない。そのことを聞いたところ、本気じゃないから溜めは不要を言われた。僕の仲間は何者なのでしょう?


途中から僕の修行のためといい、サブの双剣を装備して戦闘。ついでに発見で拾い物をして、町に戻ったのは暗くなってからだった。ちなみに双剣は、なぜか大量発生していた[フォレストホッパー]のおかげで、スキルも結構成長したと思う。他がわからないから比べられない。


「戻って来た~。もう真っ暗だな。ご飯でも食べて、今日はここまでにしよう」


「そうですね。承知しました」


「承知だ。主殿」


ふたりとも二つ返事で了承してくれた。さて、どこに行こうかな。今回は定食屋さんに行こうかな。そう思い、定食屋さんに向かった。僕がシチュー、スフィがパスタ、ベルがステーキを食べた。ベルは小さいからだでどこに入っているんだろ?と、言うくらい食べた。さすがファンタジー。


その後、時計で時間を確認したら現実時間が0時を超えていたので、いそいそとダイブアウトをした。


歯は磨いてあったので、そのまま布団に入って眠った。




Lv23→Lv28

巨神剣Lv41→LvMマスター、双剣Lv18→Lv20、回避Lv21→Lv24、身体強化Lv19→Lv21、発見Lv8→Lv13、魔力操作Lv21→Lv26、光魔法Lv11→Lv12、布防具Lv3→Lv6、調合Lv1、研磨Lv1→Lv19


ありがとうございます。

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