その2
張り付け失敗したので、やり直しました。
ナツキさんたちに連絡。
〈相談したいことがあります〉っとメールを送信。
暫くせずにすぐに返事が返ってきた。
今日中なら一日大丈夫とのことなので、早速会いに行くことにした。勝手に出掛けるのもあれなので、メイドさんに言っておく。
待ち合わせ場所に向かっていく。のんびりと周りを観察すると、結構多くのプレイヤーがいた。
何故か途中に拐われそうになったりしたので、しっかりと手足を砕いて適当に縛って路地裏に廃棄しておく。
待ち合わせ場所に着くと手を振ってある人がいた。
「おーい、こっちこっち」
ナツキさんが手を振っていた。
「お待たせしました」
駆け寄るとすぐに抱き締められた。
「柔い~良い香り~ふにふに~」
ナツキに何があったのか、それは定かではない。
「やめんか!」
ドスッ!「ふぎゃっ!」
ナツキはふいに後頭部をチョップされた。
「痛~い。何するのよトーカ!」
「うっさい! お前はおっさんか」
ドベシッ!「あた!」ドメシッ「あたたっ!」ゴスッ!「ふんぎゃっ!」
トーカのチョップからのげんごつが閃いた。
「やめて、分かったわよ」
頭を擦りながら、半目でトーカを睨みながらナツキは離れた。
「ごめんな。こいつ、ちょっと色々あってな」
「大丈夫ですよ」
「ありがとな」
少しだけ空気が緩んだ。
本当に何があったのか分からないが、色々あったらしい。
すぐにナツキは復活し本題へと入ることとなった。
「それで、どんな話なの?」
ナツキもトーカも興味津々にこちらを覗き込む。
伸長差があるので覗き込まれます。
「これです」
ニズは例の物を出した。
「これは?」
ナツキとトーカは手に取って観察する。そして、間もなく顔色が変わった。
「お、おま、これ!」
「これは!」
口をパクパクさせて、そして、息を飲んだ。
「「これはヤバイ!」」
「あ、やっぱり?」
想像を超えた反応と想像を超えない反応をほぼ同時にされた。
「取り合えず入ります?」
ガサゴソと何個も出していく。
肥やしになるよりは使ってもらった方が良いと思い、取り出していく。
「お、おう」
「どうしましょう?」
ナツキとトーカはコソコソと話し出した。
ニズは暇なので座って武器の手入れを始めた。
暫く経つと話が終わったのかこちらを向いた。
「一先ずは預かっておく。何かしらのクエストで特別に手に入れたことにするのが無難かな」
「でも、貰うだけじゃ不公平じゃない?」
どうやら話は終わってなかったようだ。
「なら、これは? ネタアイテムだし、でも、それなりにレアだし」
「お、いいかもな。て、ことで代わりにこれをやる。勿論、売れたらその時の報酬も渡す」
目立ちたくないので、丁度良いと頷いた。ナツキとトーカもそれを分かっているので、「任せろ!」と意気込んでいた。
「それじゃ、早速行動開始だ」
「そうね。これはうまく使えば色々面白いことになりそうよ」
ナツキは拳を握り締めて天に突き上げた。
「ナツキ。お前、ノリが変だ「トーカ! 行くわよ!」おい、ちょっ!」
腕を掴んで駆け出した。
「それじゃ、またね。面白い結果を待ってて!」
「おい。ちょっ。ニズ、待たなぁ~!」
ナツキはトーカを引き摺る勢いで人混みに紛れた。
本当にナツキのノリが未だに可笑しかったが、本当に何があったのか。
この謎を知ることは恐らく無いだろう。
「さて、これは何だろう?」
ある意味嵐が過ぎ去った手元には林檎に似た果物があった。
貰い物です。
短くてごめんなさい。
次回の更新は未定です。




