調薬と調金と普通じゃない普通と…………。 第二の町【ソラルル】
お願いします。
「ん~。よし」
何もなかったかの様に、伸びをした。
さて、今日は回鍋肉だから、作り始めますか。
リビングに下りて、台所にいって料理を始めた。
キャベツと肉を切って、回鍋肉の素を入れて焼いていく。キャベツは火を通し目で、しかし、歯ごたえを残すくらい。肉はしっかり火を通す。
よし。皿に盛って、完成。
ドタタタタタ、カチャ、と、姦しい音が足音が聞こえ、
「良い匂いするぅ」
「兄ちゃんできた?」
妹が入ってきた。第一声はご飯でしたか。まあ、特に言うことはないが。
「回鍋肉はできたよ。後はサラダ作るから待って」
「は~い」
良い返事だ。
ザクザクザク、スパパン、トントントントン、と野菜を切っていく。まるまるはさすがにダメだろう。よし。これでできた。ドレッシングはゴマとフレンチとソルトでいいかな。
机まで持って行った。
「はい。お待たせ。ドレッシングはこれ使って」
「「いただきます(ぅ)」」
もぐ もぐ もぐ もぐ もぐ もぐ もぐ もぐ、と今日はゆっくり食べ始めた。今日はおやつのコンフレークが入っているからかな。
「兄ちゃん。ついにボスまで行ったんだよ」
「お。そうなのか。やったじゃん」
「うん。でもボスが強くて強くて」「あれは無理ゲーだよぅ」
ん? 無理ゲーって、確か10前後で頑張れば倒せる敵でしょ?
「どんなボスなんだ?」
「ボスは[マジックゴーレム]っていうボスなんだけど」
「おお。ゴーレムか定番だな」
ゴーレムなら魔法波状攻撃でいけるのでは?
「定番は、定番なんだけど、強さが序盤のボスじゃないんだよ」
「ん? どうゆうことだ?」
「物理攻撃は効かないのは想定内なんだけどぉ、魔法も効かないんだよぅ」
はぁ!? 物理も魔法も効かない?
「物理攻撃は完全に効かないわけじゃないんだけど、魔法攻撃は完全に効かないんだよ。魔法使うと吸収してHPが回復するし、攻撃力や防御力もあがるし、あれは今の段階で倒せる敵じゃないよ」
「それは、確かに無理ゲーだな」
なんか、僕なら行ける気がするが、目立ちたくないし、多分何か方法があるんだろうな。
「そうなんだよぅ。もしかしたら、道が違うのかもしれないけどぉ、他の道も見つかってないんだよぅ」
「そうなんだよね。う~ん。でも、一度他の道も探してみるのも手かな」
「そうかもぉ」
なんか二人で話しがまとまった様だ。
「そういえば、ゲームの中って、時間はどうなってるんだ?」
エドさんと話しているときに思ったことを聞いてみる。
「時間? 時間は2倍だよ」
「その時間じゃなくて、1日の時間の話し」
「ああ、そういうこと。1日は24時間だけど、リアルの時間で8時間。時間が2倍になってるから16時間だね」
「そうか」
と、いうことは精霊祭は
もぐ もぐ もぐ もぐ もぐ もぐ もぐ もぐ、とこれまたゆっくりと食べる。
「「ごちそうさまでした(ぁ)」」
「食器は台所に持っていってね」
「「は~い」」
そう言って、台所に行った。
「それじゃぁ、私はお風呂入ってくるぅ」
「あ、私も一緒に入る」
「ああ、入って来い」
二人してお風呂に向かっていった。ちなみに、うちの風呂は父親のこだわりで大きいので、二人でも十分入れる大きさである。まあ、家自体も大きいが。
食器を洗い、妹がお風呂を出たら次に入って、歯をみがいてから《ダイブイン》した。
ちなみに妹は風呂から出たら、髪を乾かして即行で2階に上がっていった。
◇◇◇
始まりの町【ファスト】の中央広場。
さて、どうしようかな。なんかこの姿で視線を集めるのにも、とっくに慣れたな。
う~ん。そうだ。僕も第2の町【ソラルル】に行ってみようかな。
さっそく“道”に向かい、起動させた。
〔 “道”を繋ぐ場所を選択してください〕
≪ソラルル≫
≪ノエアイナ≫
≪枢要罪の地≫
…………………………枢要罪の地?
ポチッ
僕は見なかったことにして、【ソラルル】に向かった。
【ソラルル】は【ファスト】よりも少し都会的は田舎といった感じの、ヨーロッパ風の町並みで、なんか水路が多く、水の町って雰囲気。
さて、どうしようかな。
「お~い。ニズちゃん!」
ん?
「あ、ナツキさん」
ナツキさんがこちらに向かって手を振っていた。
「今きたの?」
「はい。今きました。ナツキさんもですか」
「私は昼間にきて、ここら辺の素材で商い中だよ」
「そうなんですか。良い素材はありましたか?」
「あの素材に勝る素材はないね。でも、いろいろあるよ」
あの素材というと、あの狼軍団の素材だな。
「やっぱり、あれは店舗もってからのほうが安全かな。いろいろな意味で」
「はははは。それで、ここら辺のフィールドってどんな感じですか?」
笑いながら、ここら辺の状況を聞いた。
「そうだね。北は[新栄の谷]、東は[針葉の森]、南は[静穏の森]、西は[浸緑の樹海]があって、[新栄の谷]の先が[勇気の森]で【ファスト】に繋がってる。それで [針葉の森]の先に[鉄兵の洞窟]があって、その先がおそらく第3の町【エレスト】だと思う。それで、[静穏の森]と[浸緑の樹海]の先はわかってない。って感じかな」
「詳しいですね」
「女性の嗜みです」
ナツキさんは舌を出しながら、ふざけたように言った。
「さすがです」
こちらもふざけて対応した。
「「ふふふふ」」
「なんか楽しそうだな」
二人して笑っていたら、トーカさんに声を掛けられた。
「おう、ニズ。どうよ。双剣の使い心地は」
「とても使いやすいですよ」
しゅる、ぱんっ
そういいながら、双剣(夕暮)を鞘から両方とも抜いて広げた。
「わぁ~」「おぉ~」
二人して感動したような声をあげた。
「きれいね」「我ながらいいものを作ったな」
「はい。なかなか使いやすいです。双剣か、と聞かれたらちょっとあれですが」
「確かに双剣には見えないわね」「私も作った時は首を傾げたからな」
はははは、と三人で笑った。
「あ、そろそろフィールドに出てきますね」
「頑張ってね」「【ファスト】周辺より確実に強いから気をつけろよ」
「はい。それじゃまた。あ、そうだ。木材とか使いますか?」
「木材? ああ、知り合いに木工職人がいるから、受け取っておくよ。お金は後日でいいか?」
「別に無償でもいいですよ。お金に困ってないので」
「本当に欲がないね。でも、そういうのはダメよ。しっかり払わせるからね」
「わかりました。それじゃとりあえず、すべて渡しときますね」
なぜか沢山ある。そこまで名前の問題のなさそうな木材をすべて渡した。
不思議な木材とか、不可思議な木材とか、驚愕な木材とか除けば大丈夫だろう。
「あ、トーカさん。あげたジャムや飴は食べましたか?」
「ああ、すまん。まだ、見てもいないや」
「まあ、今日の今日ですものね。それじゃ、行きますね」
「おう。気をつけろよ」「いってらっしゃい」
「いってきます」
僕はとりあえず[浸緑の樹海]に向かって行った。
◇◇◇
[浸緑の樹海]に着きました。
確かにこれは、森じゃなくて樹海だな。
さあ、行くか。
周りの気配が細かく分かる気がした。
「これは[マナ操作]の影響かな? なんだか不思議だな」
歩き続けると、魔物の気配がする。
ちなみに、こちらの住人は魔物と呼ぶらしい。(シルフィ情報)
ぐるるるるる、がぅ!
いきなり飛び掛ってきた。
「まあ、来るよね」
双剣(夕暮)を鞘から抜いてかまえる。
[フォレストウルフ]×3
HP:320 MP:80
一扇ぎし、衝撃波を飛ばす。2匹吹き飛ばしHPをゼロにした。残りの1匹がかわし、遠吠えをした。
「しまった。外した。衝撃破は結構扱いが、やっぱり難しいな」
遠吠えで集まってきた、敵の気配を感知した。
「まあ、来るよね。って、気配が多くない!?」
[フォレストウルフ]×12
HP:320 MP:80
[ウッドウルフ]×31
HP:230 MP:100
[バンディットウルフ]×56
HP:270 MP:120
[グリーンウルフ]×82
HP:190 MP:30
「いやいや。多すぎるでしょ。もしかして、誰もここで狩ってないから増えたとか?」
そんなこと気にしてる場合じゃないな。
大きく一扇ぎし、敵を薙ぎ払う。Strの影響で、かすっても一撃で仕留めていく。真後ろから襲い掛かってくる敵を光魔法で防ぎ、左手の双剣で一閃する。その間に前から来る敵は、再度、《ライトシールド》で防ぎ、それと同時にスキル[双刃紅葉]の効果《残刃》で残った刃で、勝手に切り裂かれていく。
「一撃で倒せるからいいが、普通これは難しくないか? これが原因でこの森の攻略が出来ないんじゃないか?」
呟きながら、双剣を回転しながら大きく扇ぎ、全方向の敵を薙ぎ払う。跳んでかわした分は、《ライトシールド》で防ぎつつ、斬撃と、勝手に《残刃》で切り裂かれていき、掃討した。
「うん。意外といけたな。この双剣とスキルの組み合わせやばくないか!? 衝撃波にも《残刃》が発動するとは」
凄い組み合わせだな、しかし、衝撃波からできたこの《残刃》って、紅葉みたいに形が変化するのね。それに、なんか舞うように動いてるし。
これは、いつか見た日本舞踊的なことが出来るのでは? 試してみるか。
そんなことを思いながら歩き出した。
歩いたら、すぐそこにセーフティエリアがあった。
「お、セーフティエリアか、誰もいないし、どうせだからここで調合でもしようかな。エドさんのところで、出来なかったしな」
セーフティエリアに入り、座って準備を始めた。
今日は何を作ろうかな。薬草や月下草も沢山集まってるし、ポーションをつくろうかな。
「さて、ライフポーションの方からだな」
まずは、エプロンを着る。前回使ったものを出していく。今回は調薬に向いている、発熱石のみを取り出す。
薬草を取り出し、調合のアーツで乾燥させる。乾燥した薬草をビーカーに入れ、ファノから貰った水を注ぎ、発熱石で熱する。ここでだんだん色が出てきたので、[マナ操作]で魔力とマナを半々くらいの割合で加えていく。5分くらいたったら、発熱石から離して冷ます。さらに魔力とマナを通して、澄んだ緑になったら、ライフポーションは完成。
[ポーションⅣ]
HPが76%回復する。薬草と聖水が魔力とマナにより反応を起こし活性化した回復薬。味は少し苦い。
おおう。いい感じだ。
それでは次は、月下草で作ろうかな。同じ操作を行って、最後に魔力を通した。色は澄んだ青になった。完成だよな。
[マナポーションⅣ]
MPが62%回復する。月下草と聖水が魔力とマナにより反応を起こし活性化した回復薬。味は少し苦い。
できた。そして、味は随分と軽減されている。
うん。果汁を入れてみるか。少し苦味があるほうが合うかな。
六宝柑っていう、デコポンみたいな蜜柑があった。これでいこう。
果汁を搾り、ポーションに入れた。
[カンカンポーションⅣ]
HPが80%回復する。その後、継続的に5分の間、HPが毎分6%回復、MPが毎分1%回復する。薬草と聖水が魔力とマナにより反応を起こし活性化した回復薬。六宝柑の味がして飲みやすい、六宝柑ジュース。
[カンカンマナポーションⅣ]
MPが65%回復する。その後、継続的に5分の間、MPが毎分7%回復する。月下草と聖水が魔力とマナにより反応を起こし活性化した回復薬。六宝柑の味がして飲みやすい、六宝柑ジュース。
おおう。いい感じだ。
これを後は量産だな。そのあと、いろいろ実験だな。
ちなみに量産本数はライフが50本、マナが25本。月下草の方が手に入り難いから。
さて、はじめようか実験を
始祖の葉、暮桜の花びら、凪桃、生命の小瓶(命の神水)で、何か作ろうかな。
まずは[命の神水]に[凪桃]を入れて煮込む、もちろん皮ごと。濾過したあと攪拌分離を行い、[澄んだ薄い桃色の液体]の方を使う。
そのあと[暮桜の花びら]と[始祖の葉]を乾燥させてから、細かく砕く。こちらを[命の神水]にいれて、煮込み濾過後、攪拌分離する。[澄んだ青緑の液体]を使う。
[澄んだ薄い桃色の液体]と[澄んだ青緑の液体]を混ぜて、それに[賢人の宝石]を細かく砕いたものを入れて、混ぜながら熱を通す。この作業中は温度を一定にして莫大な魔力とマナを加え続けている。さらに多くの魔力とマナを注ぐと、[賢人の宝石]が融けて、だんだん淡く光を発しはじめた。光が一段と広がり周りを満たしたところで、発熱石から離して冷ましていく。この間も魔力とマナの供給は忘れずしておく。熱が完全に取れたら、出来うる限り魔力とマナを注ぎ、なんか神々しい光を放ったので、完成。…………完成?
うん。MPを完全に使い切ったの初めてだな。どんなのができたかな。
[???]
森羅万象のものを最善最高の状態にし、永遠に近い悠久の時を与える命の水。
なんだこれ。やたらめったら入れたのが失敗だったか? それとも魔力の注ぎ過ぎか!?
ん~、まあ、そういうこともあるか。
残りの上澄み液とかも、一応まぜて作るか。まあ、[賢人の宝石]は使わないが。
・・・・・・・・・・・うん。できた。
[ニズ特製の進化リキッド]×2
4階位以下の水・風・光精霊専用。精霊の階位が上がる。階位が2アップ。1度しか使用できない。
[ニズ特性の進化タブレット]×3
4階位以下の地・火・闇精霊専用。精霊の階位が上がる。階位が2アップ。1度しか使用できない。
うん!? 凄いのか? 階位ってなんだろう? ナツキさんやトーカさんに聞いてみようかな。
次は調金でもしてみようかな。
道具を出した。携帯炉、鍛冶鎚、溶融鉄鋼合炉、溶融鉄鋼分離炉、金属粉砕機、灼熱石、武器融合炉、が入っていた。
炉が多くないか? なんだ、鍛冶もできそうだが、聞いたこともない道具があるな。携帯炉と鍛冶鎚は何と無く意味はわかるが、他は…………。うん。まあ、説明書見ながら使ってみればわかるだろう。
まずは溶融鉄鋼分離炉で[何かの鉱石]を分離してみよう。灼熱石を使って火を入れる。灼熱石は魔力を原料に高温の炎を出す石だそうだ。
[何かの鉱石]はだんだん溶けて、液体になった。ここで、溶融鉄鋼分離炉のスイッチを押して、分離を開始する。ファンタジー仕様で勝手に分離が終了した。
鉄、軽鋼、重鋼、重力鋼、地鉄、水鉄、火鉄、風鉄、光鉄、闇鉄、が手に入った。
鉄は鉄だが、軽鋼、重鋼は普通の鉄よりも通常よりも、異様に軽いか異常に重いかの違いのようだ。重力鋼は魔法鉄と呼ばれる分類で、流す魔力量で重さがある程度変更可能なようだ。地鉄、水鉄、火鉄、風鉄、光鉄、闇鉄は属性金属らしく、それぞれの魔法属性は付加された金属だそうだ。
ものは試しと、鉄で剣を作ってみることにした。携帯炉に灼熱石を入れて、魔力を注ぎ込む。十分な温度になったら、炉に鉄をいれて赤くなったら出して打つ。冷めたら再度、炉に鉄をいれて赤くなったら出して打つ。それを繰り返して、だんだん剣の形になっていった。さすがファンタジー、良かったよ、かなり簡略化されていて。
カンカンカンカンカンカンカンカンカンカン。
よし。もう一回か。
カンカンカンカンカンカンカンカンカンカン。
よし。水につける。
ジュじゅーーーー。
すると光に包まれ、形が剣なった。ショートソードだな。
「これで、完成なのか。ふむふむ。リアル設定に変更可能で、リアル設定で完成させたほうが、武器の性能は良くなるのか。簡易設定は完全にスキルレベル依存で、リアル設定には劣ると。しっかり考えられてるな」
とにかく、完成した、完成品はこちら。
片手剣[鉄のショートソード]
鉄で作られたショートソード。出来が中々良い。
効果:Str+18 耐久500 スキル:なし
普通の片手剣が出来たな。
次は溶融鉄鋼合炉と金属粉砕機を使って、金属の融合をしてみようかな。
まずは軽鋼と重鋼でやろうかな。金属粉砕機で、双方粉砕してから、混ぜて。まとめて溶融鉄鋼合炉に入れる。完全に混ざりあったら完成。
何が出来たかな
[普通鋼]
軽鋼と重鋼を融合することによって出来た金属。普通でない強度を持つ。
普通でない強度って、どんなだよ。取り合えず、おいといて。次は魔法金属で試そうかな。
地鉄、水鉄、火鉄、風鉄、光鉄、闇鉄を金属粉砕機で粉砕してから、混ぜて。まとめて溶融鉄鋼合炉に入れる。完全に混ざりあったら完成。
何が出来たかな
[均衡鉄]
中で様々な属性が均衡状態を保てている金属。魔法金属としての属性は地・水・火・風・光・闇属性。
なんか凄いことになってるな。というか、結構むちゃくちゃやってるのに、なんで作成が失敗しないんだろ。確か成功率って、…………あ、そうか。そりゃ、失敗しないか。
Lucが異常なことを思い出した。
さて、[普通鋼]と[均衡鉄]で、短剣でも作ろうかな。そういえば、鍛冶も魔力注ぎながらやると良いことあるのかな。試してみよう。
携帯炉に灼熱石を入れて、魔力を注ぎ込む。十分な温度になったら、炉に鉄をいれて赤くなったら出して打つ。冷めたら再度、炉に鉄をいれて赤くなったら出して打つ。それを繰り返して、だんだん剣の形になっていった。その間、魔力を絶え間なく注ぎ続ける。
カンカンカンカンカンカンカンカンカンカン。
よし。もう一回か。
カンカンカンカンカンカンカンカンカンカン。
よし。水につける。
ジュじゅーーーー。
すると光に包まれ、短剣が完成した。
短剣[普通の短剣]
[普通鋼]と[均衡鉄]で作られた短剣。魔法発動媒体としても使える。短剣でもあり、杖でもある。
効果:Str+68、Int+23 耐久50000 スキル:[六方陣][均衡崩壊]
なかなか、意味の分からないものが出来たな。
もう一本はリアル設定で作って見ようかな。
結果は、
短剣[出来損ないの短剣]
[普通鋼]と[均衡鉄]で作られた出来損ないの短剣。金属同士がお互いの長所を見事に殺しあっている。切れ味は悪く、ほぼ鈍器。
効果:Str+12、Int+2 耐久500
リアルで出切る程、甘くはないか。
スキルもついてないし、形状も色も悪い。基礎も知らないでやるものじゃないな。
さて、時間は、………こんな時間か、町戻って宿で《ダイブアウト》しようかな。ナツキさんやトーカさんに意見聞きたいし。
僕は道具を片付けてから、セーフティエリアから出て町に向けて歩き出した。
ありがとうございます。




