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4. 猫は芝居を続けない

猫は、見栄を張らない。


背を丸め、毛をふくらませて、

自分を大きく見せることはある。


だが、あれは一瞬の芝居。

長くは続けない。


疲れることを知っている。


人は芝居を続ける。


光の当たる角度を探し、

言葉を加工し、

映える人生を、盛り続ける。


そして、降りる機会を失う。


人は演じ続ける。

猫は一度で済ませる。



 ❀   ❀   ❀



腹を見せることもある。

だが、それは降伏ではない。


敵意をほどく、高度な仕草。


親しみは盾。

本音は腹の下。


天下無双の

ボディランゲージ。



 ❀   ❀   ❀



叱られても、

柳のごとく受け流す。


細めた瞼は、

許しにも見えるし、

ただの眠気かもしれない。



 ❀   ❀   ❀



猫は言い訳をしない。

ただ丸くなる。


そして、目で語る。


「世界は少しだけ

関わらない方がよく見える」

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