95 「ガネーシャ マスター・オブ・ジャングル」
はいこんにちは。
今回は、幸いにして無料でアマゾン・プライムにて視聴できたインド映画のご紹介!
〇「ガネーシャ マスター・オブ・ジャングル」(原題または英題:「Janglee」)
2019年製作
監督・脚本:チャック・ラッセル
撮影:マーク・アーウィン
出演:ビドゥユト・ジャームワール / プージャー・サワント / アシャ・バット / アトゥル・クルカルニー / アクシャイ・オビロイ / マカランド・デシュパンデ ほか たくさんの象さんたち!
インド 115分
原語は恐らくテルグ語だと思うんですが、なにしろヒアリングは自信がないので、ここは空欄とさせていただきます。南部であることは間違いないんですが(苦笑)。
いつかは観ようと思っていたこの作品、あらためて見てみると、インド映画にしては長さが非常にコンパクト。3時間近いものを普通に想像していたので、2時間ないことにはちょっと驚いてしまいました。
ということで、「インド映画ちょっと長いし、踊るんでしょ?」とちょいと敷居の高さを感じているはじめてさんにもお勧めしやすい映画ではないかと思います。最後のテロップが流れているところでダンスシーンはあるのですが、劇中ではまったくないですし。
そして何より注目したいのは、あの「RRR」でペッダイヤ役をされた印象的な俳優さん、マカランド・デシュパンデさんがご出演であること! 今回は非常に強い役で、激しいアクションもこなしてらっしゃいます!
ということで、いつものようにお話を少しだけご紹介。
主人公ラージは、ムンバイで獣医をしている青年。インド武術カラリヤバットの使い手で、日々鍛錬を怠らない一方、患者さんである動物たちのみならず、街で虐待されている動物のことまでカッコよく助けちゃう超イケメンです。
もとは田舎の山村チャンドリカの出身なのですが、十年前、母の死をきっかけに村を出てきており、誤解がもとで父とは疎遠になっていました。けれども母の十回忌を機に一時的に村へ戻ることに。幼なじみで象つかいの女性シャンカラや腕利きの動物保護官デーヴ、そして「親友」であるオスの象バーラに温かく迎えられるラージ。
チャンドリカは象の聖域と呼ばれている山奥の地域で、父のディパンカルはそこで野生のインド象の保護公園を運営していました。
ここでラージは幼いころから象たちと戯れて育ち、象たちへの愛と敬意をもつようになったのです。
しかし、この地域では少し前から象牙を狙って強欲な密猟者たちが跋扈していました。やがて、立派な象牙をもつバーラが付け狙われるように。
そうしてついに悲劇劇な事件が発生し、ラージは親友たちとともに密猟者と戦うことを決意するのでしたが……。
これ以上はもうネタばれになっちゃうので、残念ですがこのあたりでとどめておきます。
いやもうね、なにしろ画面が美しいのですよ。
山奥の森、広い空と大地。そこに暮らす象たちの生活。自然に対して敬意を払おうとする人々の心とか。
インド武術カラリヤバットの型も、非常にきれいに再現されていて見惚れてしまいます。もちろん、美しく鍛え上げられたビドゥユト・ジャームワールさんの筋肉も必見!
象が出てくるということで、個人的にあの「ジガルタンダ XX」のことも彷彿とさせられました。あれはほんま泣いたですよ……。
ということで、大変見やすく見どころいっぱいのこちらの映画も、お勧めの枠に入れておきますね。
ではでは、ドスティ!