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94 「デーヴァラ」

 

 はいこんにちは。

 ついに! ついに……!

 日本公開がはじまりましたよ、タラクさん主演の新作映画っっ!

 ドンドンドン、パフパフパフ~!


 この映画の日本公開に先だち、なんとタラクさんご本人と監督さんが「ジャパンプレミアム」として先行上映された場に、舞台挨拶のため来日されるという一大イベントまでございまして。

 いやもう、界隈大騒ぎでしたわ……。


 あいや、わたくし実は関西在住な上、そのあたりの日程が自分の仕事でとても大変な時期と重なってしまい、とてもではないですが平日に東京まで出向くのは難しく、涙を呑んだ次第ですが(涙)。

 当日は次々とSNSで、現場に向かったファンのみなさんからのたくさんの映像やコメントが流れてきて、その場の熱みたいなものを感じることができました。「タラクさんが本当に実在してた……!」みたいなね。うん、わかる……。

 ご参加されたみなさん、おめでとうございます! 本当によかったですね。

 あたたかく迎えられたタラクさんが、きっと幸せな気持ちで帰途に就かれたことと思います!


 あ、いかんいかん。この話を始めるとほんと長くなっちゃうので、このあたりにして映画の方に参りましょう。


 〇「デーヴァラ」(原題:「Devara」)

 2024年製作

 監督・脚本:コラターラ・シヴァ

 撮影:R・ラトナヴェール

 音響監督:アニルド・ラヴィチャンダル

 出演:NTR Jr. / ジャーンヴィー・カプール / サイフ・アリー・カーン / プラカーシュ・ラージ / ザリーナ・ワッハーブ / アジャイ ほか

 インド テルグ語 172分 PG12


 キャストもご覧の通りでして、タラクさんはもう当然ながら、ほかの方々も名優ぞろい。

 すでにご紹介した映画の中では、ヒンディー版「ヴィクラムとヴェーダ」のボリウッド・スターと言われるサイフ・アリー・カーンが今回も憎々しい悪役を演じてくださっていますし、プラカーシュ・ラージは「ランガスタラム」「PS1黄金の河」に出演している印象的な役者さん。

 また、アジャイさんは「プシュパ 覚醒」にご出演です。


 さらにヒロイン役のジャーンヴィー・カプールさんは、なんと「マダム・イン・ニューヨーク」の主演を務めたインドの国民的女優と呼ばれるシュリデヴィの愛娘である、とパンフレットで紹介されていました。

 ところでわたくしパンフレットを読むまで知らなかったのですが、なんとこのシュリデヴィさんはすでにお亡くなりなのだそうで……。2020年ごろのことのようです。ちょっとびっくり。そしてショック……。「マダム・イン・ニューヨーク」がめちゃめちゃよかったので、本当に遅ればせながら残念でなりません。


 コラターラ・シヴァ監督は、かつてタラクさんを主演に据えて「ブリンダーヴァナム 恋の輪舞」を撮ったかた。

 撮影のR・ラトナヴェールさんは「ランガスタラム」「サイラー ナラシムハー・レッディ 偉大なる反逆者」のかた。

 そして音楽監督アニルド・ラヴィチャンダルさんは、あのヴィジャイさんの「マスター 先生が来る!」を担当したかた!


 ここまでご紹介しただけでも、錚々たる製作者、出演者のみなさんが揃っているのがよくわかります。


 ということでストーリー……なのですが。

 実はこの映画もまた、めちゃめちゃネタバレに気を遣うやつでして……。本当にちょっとだけ、サワリの部分だけをご紹介しますね。


 1996年。クリケットのワールドカップを控えて厳戒態勢にある、インドはムンバイの警察本部からお話は始まります。

 そこに破壊工作をたくらむ巨大組織の情報がもたらされ、特別捜査班のシヴァムは犯罪組織のリーダーが逃げたという南インドへ向かいます。

 そこは、アーンドラ・プラデーシュ州とタミル・ナードゥ州の境にあるラトナギリという地域。

 歴史的に、そこは外部からの侵略を阻止するための戦いが繰り返されてきており、そのたびに海が血の色に染まったことから「赤海」と呼ばれる海域が存在していました。


 その海を縄張りとする4つの村は、その海域を通る貨物船の積み荷を密かに奪い取る密輸団としての仕事をしていて……。


 シヴァムは密輸業者になりすまして情報を得ようとするのでしたが、そこで長老シンガッパから、12年前からはじまる凄惨な抗争事件と、「赤海」の英雄デーヴァラ(タラクさん)の伝説を聞くことになるのでした……。


 今回、タラクさんはそのデーヴァラと、デーヴァラの息子ヴァラの一人二役をこなしていらっしゃいます。

 インド映画ではめっちゃ珍しい海洋モノであるということ、タラクさんの超絶技巧の激しいダンス、そして力強いアクション、VFXを駆使した美しい映像の数々。さらに、びっくりの「どんでん返し」も待っています……!


 見どころ満載で、なかなか一回では消化しきれない感じではあるのですが、ぜひぜひ「RRR」でタラクさんをご存じになったかたはご覧いただけたらいいなあと思います。


 ではでは、ドスティ!


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