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89 「KALKI(カルキ)2898-AD]

 

 はいこんにちは。

 今回ご紹介する映画はこちら!

 いや待ってました、待ってましたよ……!

 かな~り前から「撮ってるよ、撮ってるよ~」という情報は見えていて、インド本国での公開も始まって今か今かと待っていました、「カルキ」!

 なにしろ主役はあの「バーフバリ」の王、プラバースさんやしね!


 〇「KALKIカルキ 2898―AD」(原題:「KALKI 2989-AD」)

 2024年製作

 監督:ナーグ・アシュウィン

 音楽監督:サントーシュ・ナーラーヤナン

 撮影監督:ジョルジェ・ストイリコヴィッチ

 出演:プラバース / アミターブ・バッチャン / ディーピカー・パードゥコーン / カマル・ハーサン / シャッショト・チャタルジー  ほか

 インド テルグ語 168分


 事前情報として、SNS上の皆さんからは「古代インド叙事詩・マハーバーラタの世界を知っていると、より理解しやすいかも?」みたいなアドバイスがちらほらと見られていたのですが、いかんせん、ちゃんと本を読む前に初日がやってきてしまった! 

 ので、ごくうっすらした「マハーバーラタ」知識しかなく観にいったわけなんですが、それでも内容はちゃんとわかりますし、楽しめましたよ~!


 あ、そうそう。

 実はこの映画が日本で公開される前の月に、突然「アシュウィン監督とプラバースさんが日本での公開前の試写会に舞台挨拶するため来日される!」という発表がなされて、界隈は騒然となりました。

 わたくしは、平日やし関東まで行く元気がなくて「みなさんがんばって~」という気持ちでそっと眺めておったんですが。そりゃもうファンのみなさんは大興奮でした。あの「バーフバリ」のポスターにある文言「願えばかなう」が本当だった!と狂喜されてらっしゃいました。

 ところがです。凄まじいチケット争奪戦や、その後の転売屋による超高額チケット売り出しやら色々あったあとで、なんとプラバースさんが撮影中に足を怪我されたということで、急遽いらっしゃれないことに……。あああ!

 界隈のみなさんの落胆ぶりがこちらにも伝わって参りました。いやいや、でも監督はそのままいらっしゃるわけなので、ごく和やかに温かくお迎えされたとお聞きしておりますけどもね。


 ……というわけで。

 年も明けていよいよ本公開初日。それはまだ松の内、1月3日のことでした。

 満を持して拝見してまいりましたよ、わたくしも!


 ストーリーは、例によってネタバレに気をつけつつ少しだけご紹介しますね。


 かつて太古の昔。「マハーバーラタ」に記された通り、壮絶な神々の戦いが起こった。そこでパーンダヴァ軍とカウラヴァ軍は双方ともほとんどが戦士したのでしたが、カウラヴァ軍の武将だったアシュヴァッターマン(これがアミターブ・バッチャン)は、パーンダヴァの後継者になるはずだった胎児を殺してしまいます。

 このためにアシュヴァッターマンは不死の呪いを受け、はるか未来、いつかの時点で生まれてくるとされるヴィシュヌ神の十番目の化身「カルキ」を守ることを運命づけられます。


 そして舞台ははるかな未来、西暦2898年の地球へ。

 そのときすでに地球上はひどく荒廃し、地球最後の都市と呼ばれるカーシーは、200歳の支配者スプリーム・ヤスキンと、巨大な要塞「コンプレックス」によって支配されていました。

 このカーシーでは、妊娠が可能な女性を餞別して奴隷として監禁し、無理やりに妊娠させては不可解な実験へと送り込んでいたのでした。

 やがて奴隷の一人、スマティは「運命の子」を身ごもります。

 そこから話はどんどんと急展開に次ぐ急展開に!


 プラバースさんはというと、このカーシーの中で暮らす下層民、賞金稼ぎのバイラヴァを演じています。スマティが反乱軍の手助けでカーシーから逃げ出すと、すぐに高額の賞金がかけられたため、バイラヴァも彼女を追うため動き出します。

 あの6000年間不死のために生き残り、眠っていたアシュヴァッターマンも目を覚まし、「運命の子」を守るため、母親であるスマティを守るために奔走しはじめます。


 プラバースさんは非常に高身長なかたなわけなんですが、今回、神々の戦いで登場した神のひとりアシュヴァッターマンは、そのプラバースさんよりもさらにデカイ! そして強い! 不死身なので、どんなに弾を受けても平気な顔をしてすぐに襲ってきます。


 アシュヴァッターマンを演じられたアミターブ・バッチャンはすでに御年八十を超えてらっしゃるというのに、ほとんどスタントも使わずに凄まじいアクションをこなしておられて舌を巻きました。

 もうとにかくアシュヴァッターマンがカッコいい! ステキすぎるう!

 なんなんでしょうかね、インドの俳優さんたちの「年齢? なにそれ」と言わんばかりのあのお元気さ、すさまじさは!

 なんか観てるだけで元気でるう!


 あ、そうそう。

 今回の音響監督サントーシュ・ナーラーヤナンは、すでにご紹介した「ジガルタンダ」と「ジガルタンダXX」の音楽も担当なさっています。あと、「ピザ 死霊館へのデリバリー」も。

 なるほど、ドラマティックな音楽なわけですわ~納得。


 ちなみにこちらの映画は、通常版とIMAX版で長さが違うそうです。

 通常版が168分ですがIMAX版は180分だとか。

 わたくし、今のところまだIMAX版を観られてないのですが、12分も違うとなると違いがめっちゃ気になるう!

 比較的お近くでIMAX版をやっていましたら、是非そちらもご覧いただけたらな~と思います。

 どこがどのように通常版とは違うのか知りたい、知りた~い!


 ではでは、ドスティ!


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