86 「WAR （ウォー!!）」
はいこんにちは。
今回ご紹介するインド映画はこちら。
あいや、その前にいっこだけ吐き出させてほしいことが。
本日（あるいは昨日？）とあることをSNSでつぶやいた人がありました。その人はどうやら西欧系の映画がお好きな方らしいのですが、なぜか「韓国映画やインド映画」のことは小バカにしたような話ぶりで。
意訳するとこんな感じ。
「ああいう国は経済成長が著しいから映画産業が発達しているだけで、内容が伴っていない」
「見てもエンタメとしての充実感がない」
「だからハリウッドの娯楽映画を観たくなる」……。
いやいやいや！
少なくともこのエッセイをご覧くださっているかたは、インド映画がそんな薄っぺらいものでないことはご存じでしょう。
は？ エンタメとしての充実感がない？
ありすぎて溺れそうなほどだが？？？ は？？？？
ま、ほかのインド映画お好きなアカウントから、すでに散々「怒られ」が発生していたので、私はここで気を吐くにとどめますが（苦笑）。
さてさて、本題に戻りましょう。
〇「WAR（ウォー!!）」（原題：「War」）
２０１９年製作
監督・脚本・原案：シッダールト・アーナンド
出演：リティク・ローシャン / タイガー・シュロフ / ヴァーニー・カプール ほか
インド ヒンディー語 １５１分
ようやく円盤で購入することができ、やっと観ることができました！
いまはこの続編「WAR ２」がインド本国で公開されようとしているらしく、なんとそこには「RRR」のタラクさんもご出演という情報ががが……！
シッダールト・アーナンド監督といえば、すでにご紹介したシャー・ルク・カーンさん主演の「PATHAAN」や、同じリティク・ローシャンさん主演「バンバン！」を監督された方ですね。もうまちがいないやつですねっ！
そして、こちらの作品は「パターン」とサルマン・カーンさん主演の「タイガー 伝説のスパイ」に始まるシリーズと同じ世界観を共有する「YRFスパイ・ユニバース」の一環でもあるとのこと。
なるほど～！
と、いうことでスパイものです！
いつものようにお話をちょびっとご紹介しましょう～。
国際的なイスラム教過激派テロリストを追う、インドの対外諜報機関RAW。そこに所属するナンバーワンの腕利きスパイ・カビール（リティク・ローシャン）は、ある日突然、仲間であるはずの上級分析官を殺害して逃亡。裏切り者となります。
組織はカビールを抹殺すべく、若手スナイパーの中で最も優秀な男ハーリド（タイガー・シュロフ）を送り込むことを決定。
ところがハーリドにとって、カビールはかつて自分を指導してくれた恩人にも等しい人。自分の父親もスパイだったハーリドは、父親が裏切り者となって組織に殺されてしまったという過去を持っており、当初、組織から信用されなかったのです。その父を殺したのもまた、カビールだったのでした。
でも、ハーリドはどうしてもあのカビールが裏切りをしたということが信じられず、悩みながらも任務につくのでしたが……。
というわけで、冒頭からいろんな因縁がモリモリ。
そしてまず、言いたいのは筋肉！
筋肉ですよ奥さんっっ（だからだれが奥さんだ・苦笑）！
もうね、リティクSir（と、ファンは彼をこう呼ぶことが多い）もタイガー・シュロフも、がっちがちに体を作ってらして本当に素晴らしい美しい筋肉！
そして激しくも美しいアクション！
脚本もしっかりしていて、「あっ、ソレがアレの伏線……？」というのがてんこ盛り。見ごたえいっぱいのダンスシーンも非常に華麗。１５１分の長丁場をいっさいダレることなく駆け抜けていきます。
「タイガー」のシリーズや「パターン」がお好きな方には間違いないヤツです。
いや本当にね、お二人ともダンスとアクションが美しい。
特にタイガー・シュロフさんの回し蹴りがものすごく高くて、ほとんど踊ってるみたいに見えるんですスゴイです……！
ということで、こちらもぜひぜひおすすめ。
「２」でいよいよタラクさんご出演ということで、早めにこちらを履修されておくことをお勧めしたいと思います～。
ではでは、ドスティ！
