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83 「ラームとリーラー」

 

 はいこんにちは。

 今回は映画館での鑑賞ではなく、ブルーレイ(俗にいうところの円盤ですね)による鑑賞です。ほかの円盤を買うときに、同じサイト上で紹介されていて気になったものをポチッたのでした(笑)。

 なんと言いましても、ヒロインがあのディーピカーさんであること! これは大いなる「気になりポイント」!

 ディーピカーさんは、前回ご紹介して今も絶賛公開中の映画「ジャワーン」にもご出演の、インドでも大変な人気と実力を兼ね備えた俳優さんですものね!


 ということで、いつものように基本情報紹介から。


 〇「ラームとリーラー」(原題:「Goliyon Ki Rasleela Rameleela」)

 2013年製作

 監督:サンジャイ・リーラー・パンサーリー

 原作:ウィリアム・シェイクスピア「ロミオとジュリエット」

 脚本:シッダールト・ガリマ / サンジャイ・リーラー・パンサーリー

 音楽:サンジャイ・リーラー・パンサーリー

 出演:ディーピカー・パードゥコーン / ランヴィール・シン / スプリヤー・パータク / アビマニュ・シン / リチャ・チャッダー / プリヤンカー・チョープラー ほか

 インド ヒンディー語 156分


 わたくし、こんなエッセイを書いてはおりますがまだまだインド映画歴も浅い身。そのため主演の男性ランヴィールさんについてはあまり存じ上げなかったのですが、いやいや……素晴らしいお体! 素晴らしい筋肉! ギリシャ彫刻のように仕上がった筋肉は、あの「バンバン!」でのリティク・ローシャンさんを思い出すような神々しいまでの美しさ。

 ランヴィールさん、相当筋力トレーニングを頑張ったのでしょうね……尊敬。


 そしてもちろんですがディーピカーさんの素晴らしさよ……(感涙)。

 美しいのはもちろんなのですが、ディーピカーさんはなにかこう、芯の強さと気高さ、知的な気品といったものを併せ持っているんですよね。非常に強い女性、男性や強い権力などに簡単には屈しない、本物の強さを秘めた雰囲気をもつ方です。

 今回のこの映画はこのディーピカーさんの魅力を遺憾なく表現された、だれより「ディーピカーさんありき」の作品だったように思いました。


 さてストーリーです。

 まあね、公式も円盤の表書きに「銃弾舞う“ロミオとジュリエット”」と銘打っているぐらいなので、基本的には「ロミジュリ」です。

 でもでも! 味付けが! 本当にインド! インド、なのです!

 ですから「ああ、ロミジュリね……」と引き返すのはめちゃめちゃもったいない作品ですよみなさん!

 観てみると、いわゆる「ロミジュリ」とは大きく異なるストーリー展開や設定も多くて、見どころはてんこ盛り。

 もちろん、見た目パーフェクトなヒーローとヒロインによる歌とダンスは目の保養どころではない、なんか全身の細胞が生き返る感じ。


 って、なかなかストーリー紹介になりませんね(笑)。

 ここからは本当にストーリー紹介です。もちろん冒頭だけにいたします。


 舞台はインド、グジャラート州のランジャール。

 この街を牛耳るふたつの大きな部族がありました。その名を、ラジャーリとサネラ。

 ふたつの部族は長年敵対関係にあり、なにかというと小競り合いを繰り返しては銃撃戦による抗争の日々。要するに犬猿の仲です。


 ラジャーリ族の首領の次男、青年ラームは放蕩息子。十二年ほど別の町の親戚に預けられており、近頃帰ってきたばかり。ラームは平和主義者で、部族間抗争には否定的。とりわけ暴力が大嫌いです。

 一方サネラ族の首領である母をもつひとり娘リーラーは非常に美しく気の強い女性であり、なんでも暴力に訴える母親に反発心を抱いていました。


 さて、あるホーリー祭りの夜、ラームは面白半分にサネラ族の屋敷に忍び込み、出会った二人はいっぺんに恋に落ちてしまいます。人目を忍んで逢瀬を重ねるふたりでしたが、次第にふたりの関係が周囲の知るところになっていきます。


 ある日、酒場で銃を弄びつつ戯れていた拍子に、ラームの兄がリーラーの兄に間違って撃ち殺されてしまいます。思わず銃をとったラームはその場でリーラーの兄を撃ち殺してしまい……。

 これがもとで、部族間の抗争は激化してしまうのでした。

 互いの部族のあいだで板挟みになり、お互いの真意を疑い、すれちがっていくふたりは……。


 いやもうね、本当にこの気が強くてビシッと芯が通っていて美しくて、ダンスも本当に魅力的なディーピカーさんを見てほしい!

 ストーリー自体も、原作からはかなり変えられているので、観ていて飽きることもないですよ!

 サネラ族の長が凄まじく存在感のある女性であり、これがリーラーの母親であることで、母と娘のドラマとしてもじっくり作りこまれていて、これまた大きな見どころのひとつでした。


 ということで、よろしかったらこちらもどうぞ。

 ではでは、ドスティ!


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