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79 「24」

 

 はいこんにちは。

 今回はスーリヤさんの映画のご紹介。

 というか、多分わたくしスーリヤさん主演映画はこれがはじめて!


 今回もまた、シネ・リーブル神戸さまによる「インド大映画祭」の中からのご紹介となります。

 前回と同様、こちらもほとんど前情報などは入れずに観に行きました。少しだけチラ見していた紹介文によると、こちらもあの「マーク・アントニー」のようにタイムマシンが関係するらしい……?? と、まあそのぐらいで。

 ということで、まずはデータのご紹介から。


 〇「24」(原題:「24」)

 2016年製作

 監督:ヴィクラム・クマール

 出演:スーリヤ / ニティヤー・メーナン / ほか

 インド タミル語 164分


 今回の作品はもう、文句なし!のエンタメ作品。歌あり、踊りあり、ロマンスありコメディありアクションあり! なんでもアリアリ! 楽しめますよ。


 さて、ではいつものようにストーリーをちょこっとだけご紹介。

 冒頭は、やっぱり少し「マーク・アントニー」を思い出すような感じなんですが、時計技師セードゥラーマンが長年の研究の末に、「時を操れる時計」を発明するシーンから始まります。

 セードゥラーマンには美しい妻と、生まれたばかりの男の子の赤ん坊マニが。

 発明がとうとう成功した! と思われたその瞬間、セードゥラーマンの屋敷に、彼の双子の兄弟である男、アートレーヤが踏み込んできます。声望を手に入れたセードゥラーマンとは対照的に、アートレーヤはすっかり悪人に成り下がっていて、兄の発明品を奪ってやろうと虎視眈々と狙っていたのでした。


 気の毒にも妻はアートレーヤによって殺されてしまい、マニを連れて逃げるセードゥラーマンでしたが……。

 そこから話は26年後、2016年に飛びます。

 成長したマニは父親そっくりの青年となっていました。

 実はこのマニも、父親のセードゥラーマンも叔父のアートレーヤも、スーリヤさんがお一人で全部演じてらっしゃいます。いやもうそこが凄いし、見どころのひとつですよね!

 特にアートレーヤはすんごい悪いヤツなんですが、そういう演技をされること自体が珍しいみたいで。でも、しっかり説得力をもって悪役を演じきっていらっしゃいました。


 現在のマニは時計屋を営んでいて、育ての親である母と仲良く地道に暮らしていたのですが、父の発明品である時計を隠した箱の鍵が、運命のいたずらかのように彼のもとにやってきて、ついに箱を開き、くだんの時計を手にするのでした。

 悪人アートレーヤはその存在に気づき、時計を狙ってマニと周囲の人たちを襲いはじめる……!


 ロマンスあり、アクションあり、コメディあり、ハラハラドキドキ、目が離せない展開!

 そこは「マーク・アントニー」とも通じるのですが、あちらが「は? タイムパラドックス? なにそれ」みたいな力業の展開であるのに対して、こちらは構成が非常に緻密! 冒頭のほんのちょっとした状況でもムダなく、後でしっかり伏線になっているのがわかったりして、最後までしっかりきっちり回収されます。本当によく練られています。

 いやもううならされました。勉強になるやつ~!


 というわけで、もし機会がありましたらこちらもどうぞ。

 ではでは、ドスティ!


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