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77 「多重人格 アンニヤン」

 

 はいこんにちは。

 今回はこちらのインド映画のご紹介!

 今回もやっぱり、シネ・リーブル神戸さまによる「インド大映画祭」の中からの作品です。

 ほとんどそれらしい前情報を入れずに観に行きましたが、これ、なかなかの怪作。しかも長い。180分! でもハラハラドキドキでまったく飽きさせず、面白かったです~!

 ということで、まずはデータのご紹介から。


 〇「多重人格 アンニヤン」(原題:「Anniyan」)

 2005年製作

 監督:S・シャンカル

 出演:ヴィクラム / プラカーシュ・ラージ / ヴィヴェーク ほか

 インド タミル語 180分


 最初のうち、主人公を演じるヴィクラムさんを見てもまったくピンとこなかったのですが、こちらはあの「PS1」「PS2」の長兄王子・アーディタを演じられたかたでした! それもそのはず、役柄がまったくちがっていて、演技も本当に巧みだから。


 日本語のタイトルではある程度ネタバレした状態ですので、恐るおそるではありますが、ちょっとストーリーもご紹介いたしましょう。

 主人公の青年・アンビ(ヴィクラムさん)はとても優しく誠実な弁護士。ただちょっと「正しいこと」にこだわりすぎな一面があり、交通違反や順番ぬかしなど、見つけるととにかくワーワー大声で文句を言わずにいられないし、できるときには訴えを起こすような男です。その誠実さに惹かれてか、警察官の友達もいるぐらいです。


 アンビは近所に住む美しい女性に7年越しで恋をしつづけているのですが、ただ友達として接しているばかりでなかなか告白さえできません。伝統的な習慣に忠実であろうとするあまり、女性のご両親に手紙を渡して先に交際を認めてもらおうとしてしまったり。


 アンビ自身は腕っぷしに自信もなく、人と殴り合いなんて全然できないので、不正をみつけても泣き寝入りすることが多く、普段からストレスをためています。

 そんな中、ある日アンビはネット上でとあるサイトを発見。「不正行為を発見したらここへ報告しろ」と悪魔のような存在が語る、不気味なサイトでした……。


 そうこうするうち、とある時点から、アンビの周りで起こったいろいろな不正な出来事の首謀者が不審な状況で殺されていく……という連続殺人事件が発生。警察が動き出し、事件の真相を探ろうとするのですが、それにはアンビの恐るべき秘密が関わっていたのでした!


 いやいや、もうわかりますよね、日本語タイトルで(笑)。

 そう! アンビは多重人格者。しかもそのうちの一人が「アンニヤン」という名の非常に狂暴かつ無慈悲な殺人鬼だったのです。アンニヤンは不正が大嫌い。ちょっとの不正も見逃さず、いわゆる「裁き」を下していくのでした。そのアクションシーンがまた圧巻です。ヴィクラムさんの体がゴツすぎる……なにこの無敵感、ステキ……(オイ・笑)。


 ちなみにアンビ自身はそのことにまったく気づいておりません。

 なお、観客を楽しませるもう一人の人格も登場し、彼はアンビの愛する女性とともに楽しく華麗なダンスを披露! こちらも非常にサービス精神旺盛な作品だなあと思いました。


 いやね、でも実は正直いって、心臓の弱いかたや妊娠中のかたにはちょっとお勧めしにくいのですよ。

 私自身、ドッキリがすごくて途中でビクッてなったところがありましたもん。

 でもそうでなければ、これは見逃せない作品だと思いますよ! なにしろ長さを感じさせない、まる3時間あるのに!


 ということで、もし機会がありましたらこちらもどうぞ!

 ではでは、ドスティ!


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