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70 「ハヌ・マン」

 

 はいこんばんは。

 もう書いたと思ったらアップする感じになってしまったので、夜のご挨拶になっております、すみません(苦笑)。

 今回ご紹介するのはこちらの映画になります!


 〇「ハヌ・マン」(原題または英題「Hanu-Man」)

 2023年製作(日本公開は2024)

 監督:プラシャーント・ヴァルマ

 製作:ニランジャン・レッディ / チャイタニヤ・レッディ

 出演:テージャ・サッジャー / ヴィナイ・ラーイ / アムリタ・アイヤル / ヴァララクシュミ・サラトクマール ほか

 インド テルグ語 158分 G


 インドでは今年(2024年)1月に公開されたという今作品は、公開されるやいなや全土で大ヒットしたのだそうです。

 モチーフはタイトルでお分かりのとおり、古代インドの叙事詩「ラーマーヤナ」の中でも有名な猿の将軍ハヌ・マン。


 ではストーリーをちょびっとだけご紹介~。

 冒頭ではまず、様々な架空のヒーローに異常なまでにあこがれている少年が登場。彼は病的なほどにヒーローになりたいあまり、「ヒーローは親を亡くして天涯孤独になってからその能力にめざめるものだ!」と思い込み、なんと自分の両親を殺してしまうのです。

 最初「えっ、この子が主人公なの? まさか……???」と思ったわたくし。

 いやいやいや、そんなはずないんですよね。


 本作の主人公は、ラーマ神とハヌ・マンへの深い信仰をもつ、とある山奥の小さな村に暮らす青年、ハヌマントゥ(テージャ・サッジャー)です。彼には非常に激しく強い性格をもつ姉、アンジャンマ(ヴァララクシュミ・サラトクマール)がいました。

 気の強い姉の後ろで、ろくに働きもせず、姉がせっかく貯めていたお金をくすねてみたり、村人のものをちょろっと失敬したりと、あまりよろしくない生活態度で暮らしていたハヌマントゥ。当然、村人からも信用されずバカにされていたのでした。


 ところがある日、幼なじみで心ひそかに恋心を抱いていた女性ミーナークシが暴漢たちに襲われ、彼女を助けようとして海に転落。そこで、不思議な力を持つ宝石に引き寄せられます。


 実はこの村、「殿様」と呼ばれている権力者の男が長年牛耳っており、暴力で村人たちを虐げつづけていたのですが、その宝石によって力を得たハヌマントゥは彼とその子分たちをちぎっては投げ、ちぎっては投げ……でやっつけてしまいます。

 ただしその石、ずっと彼をヒーローにしてくれるわけではなく、とある条件がそろわないと発動しない(苦笑)。


 やがて彼の存在をかぎつけた、冒頭に出てきたヒーローに憧れていた少年の育った姿、マイケルが自分の手下を従えてハヌマントゥの力を奪おうと村にやってくるのでしたが……。


 今回、事前にSNSでみなさんがおっしゃっていたのが「お姉さんステキ!」「お姉さん強い!」みたいなお言葉の数々でした。

 そして、いやまあ本当にお姉さまが強くて優しい! 非常に勇気ある素晴らしい女性として描かれていて好感がもてました。


 ハヌマントゥが「とある条件」を満たさないとヒーローとしての力を発揮できないところは、たとえば日本の「ウルトラマン」などにも共通するファクターですよね。そこがドラマを盛り上げる!

 ハヌマントゥ役のテージャ・サッジャーさんはこれまたとんでもなハンサムさんで見ごたえ十分ですし、ストーリー中たくさんの「スカッとシーン」があって飽きない作り。まさに「アクション映画はこうでなくっちゃ!」という感じ。


 なお、いろんなインド映画、とりわけテルグ語での映画をよく知っている人にはついニヤニヤしちゃうような「映画ネタ」があちこちにあって、これまた楽しかったです!

「バーフバリ」に出てきた「マヒシュマティの民」とか、「プシュパ 覚醒」のとある印象的な仕草とかね!


 これまた、よろしかったらぜひどうぞ~と思いました。

 ではでは、ドスティ!


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