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56 「PS1 黄金の河」

 

 はいこんにちは。

 今回は、ずっと前から映画館やSNSでも情報を見ていて楽しみにしていたこの超大作! 「PS1」の次にすぐまた「PS2」が上映されるとのことですが、まずは第一作目から。

 なかなか時間が合わず、公開から少し遅れてしまったのですが、今回も「塚口サンサン劇場」さまで鑑賞させていただきました。


 〇「PS1 黄金の河」(原題「Ponniyin Selvan」)

 2022年製作(日本での公開は2024年)

 監督・製作・脚本:マニ・ラトナム

 音楽:A・R・ラフマーン

 主演:ビクラム / アイシュワリヤー・ラーイ ほか

 インド タミル語 167分 


 原作は1950年代にインドで発表されベストセラーとなった小説「Ponniyin Selvan(ポンニ河の息子)」。こちらを映画化した大河ドラマ二部作となっています。

 舞台は10世紀後半、インド南部のタミル地方中部。カーヴェーリ河下流にある豊かなデルタ地帯。

 当時、その地を本拠とするチョーラ王朝が繁栄していたのでしたが、王スンダラは病がちであり、夜空には不吉な彗星が現れている……。

 チョーラの首都タンジャイにいるスンダラ王には二人の有能な王子がいるものの、その息子でなく従兄弟に当たる者をつぎの国王に擁立しようと、有力な小国の首長らが暗躍しておりました。

 兄王子はアーディタ。弟王子はアルンモリ。

 兄は北方デカン地域で、弟は南方ランカでそれぞれに戦っています。


 首都タンジャイにほど近い都市に居城をかまえている聡明な王女(ふたりの兄弟王子の間にあたる娘)クンダヴァイは、首長たちのあやしい動きを察知して、ふたりの兄弟とともにこの勢力に対抗しようと動き出す……!

 また、このクンダヴァイのすんごいライバルとして登場するすさまじいまでの謎の美女、ナンディニは、その美貌によって男たちをまどわしながらチョーラ王朝の打倒を企てているようで……??


 国王、アーディタ、アルンモリ、クンダヴァイの王族4名の間をつなぐ密使として、若い騎士デーヴァンは広大な領土をあちらへ、こちらへと駆け回り、恐るべき陰謀と大冒険に巻き込まれていくのでしたが……。


 いやもうね、なんとも豪華!

 製作費もきっとすごいのでしょうが、衣装といいセットといい本当にすばらしいです。

 ライバルの立ち位置であるふたりの女性、ふたりとも品があって美しくて、なにより強い! インド映画の女性の魅力って、美しさもですがやっぱり「本物の強さ」じゃないかな~と思うのですが、この映画ではその魅力が遺憾なく発揮されていると思います。


 音楽担当のかたの名前に見覚えがあって調べ直したら、すでに「響け! 情熱のムリダンガム」でご紹介したかたでしたね(苦笑)。すでに「ムトゥ 踊るマハラジャ」「スラムドッグ$ミリオネア」などでしっかりとした評価を勝ちえている巨匠、A・R・ラフマーンさんでした!


 あ、そうそう。

 今回、わかりにくくならないようにとパンフレットに人物相関図が入っているのですが、一個わらっちゃったのがあって。

 主人公の騎士デーヴァンが可愛がってるセンバという馬ちゃんがいるのですが、なぜか「人物」相関図なのにセンバちゃんが入ってて、しかもデーヴァンとの矢印の間にハートマークがあるのです!!! 可愛い!

 センバちゃんは勇敢でありながらも結構おちゃめでいたずらっ子で、なかなか「いいキャラ」してる馬ちゃんでしたよ。


 個人的には昔の恋のために心を打ち壊されて世をはかなんじゃってる兄王子アーディタがめっちゃツボりましたが……みなさまは誰に心を奪われるでしょうか?

 そのへんはぜひ、本作をごらんになってお感じになってほしいなと思います。


 ではでは、ドスティ!


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