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53 「タイガー 甦る伝説のスパイ」

 

 はいこんにちは。

 今回はもう、予告通りに「タイガー」の第二作をご紹介~。


 〇「タイガー 甦る伝説のスパイ」(原題「Tiger Zinda Hai」)

 2017年製作

 監督:アリ・アッバス・ザファル

 主演:サルマン・カーン / カトリーナ・カイフ

 インド・ヒンディー語 161分


 今回、情報を調べてみてわかったのですが、こちらは第一作「タイガー 伝説のスパイ」と監督さんが異なるのですね。前作ではカビール・カーン監督でしたから。


 お話としては、前作から8年後の世界を描いております。

 ええと、前回せっかくいろいろとネタバレを踏まないようにした結果、今回非常に説明しづらくなっていますがご容赦ください。

 また、第一作をご覧になっていない方は先にこちらをお読みにならない方がいいかと思いますので、ここでブラバをお願いいたします~!


 さてさて。

 なんだかんだあって、古巣のRAWからは離れ、オーストリアのとある雪景色の地域で愛する妻ゾイと、息子「ジュニア」とともに幸せにくらしていたタイガー。スパイは引退して平和に暮らしていた彼が、とある事件のためにエージェントの世界に引き戻されることになってしまうところから、今回の物語は始まります(というか実際は、書類上で8年前に死んだことにされていたんですが・笑)。


 実は今回のストーリーは、2014年に実際にイラクで起こったインド人看護師人質事件から着想を得たものだそうで。

 こちらシリーズは前作とも共通して、インドとパキスタンの融和を訴えるというテーマがあるわけですが、今回はその色がさらに強まった感じでした。しっかりしたエンタメ作品でありながらも社会派の一面をそなえた作風だと言えますね。そのためなのか、ダンスシーンはとても少なくなっています。


 ストーリー中の事件はこんな感じ。

 テロ組織ISCが、イラク軍による攻撃で負傷した指導者・アブー・ウスマーンの治療のために、イラクのイクリット市立病院を占拠し、人質としてインドとパキスタンの看護師40名を拘束してしまいます。

 ISCを壊滅させるため、アメリカはその病院ごと爆破する計画を立てるのですが、人質奪還のため、なんとか7日だけ猶予をくれるというのです。

 この作戦を成功させるためには当然、とんでもなく優秀で経験豊富なエージェントが必要。要するに、タイガーが呼ばれることになったのはこのためってことですね。

 愛する妻と息子のため、はじめは断るタイガーでしたが、結局はこの作戦に身を投じることに。


 救出すべき看護師さんたちは半々ぐらいの割合でインド人とパキスタン人。すべて女性。

 女性であるがゆえに、ISCの構成員たちから男性であったら受けないはずの仕打ち(ご想像にお任せしますが……)まで受けているという酷い状況。ここは目をそむけたくなりましたが、恐らく実際の事件でもこうしたことがあったのだろうなと思われます。ほんまひどい話……。


 前作と比べると、ゾイさんとの恋愛要素などは薄め(というかもう夫婦なので、夫婦愛としての表現はしっかりありましたが)で、アクションシーンがど派手に変貌。タイガーは持ち前の頭の回転の速さとフィジカルの強さでアクションはスカッと、そして「インドとパキスタンは過去の因縁を忘れて手を取りあおう」というメッセージ性もしっかりと。


 個人的には第一作よりこちらが好きかなあ。タイガーがめっちゃイケオジに成長してるし~(笑)。いつもながらゾイさんがめちゃくちゃ強くてカッコいいしね!


 次はまだ見てないのですが、多分第三作目の「タイガー 裏切りのスパイ」をご紹介できたらいいなあと思います~。


 ではでは、ドスティ!


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