47 「ジッラ 修羅のシマ」
こんにちは。
というわけで、今日はついに塚口サンサン劇場さんによる「ヴィジャイさん祭り」の最終週、の第三弾「ジッラ 修羅のシマ」を観てまいりました!
〇「ジッラ 修羅のシマ」(原題「Jilla」)
2014年製作
監督・脚本:R・T・ネーサン
主演:モーハンラール ヴィジャイ
音楽:D・イマーン
インド・タミル語 176分
今回は、なんといっても「ヴィジャイさんが若い!」で目がびっくり、心ワクワクの作品でした。
現在では「大将」と称されるヴィジャイさんが、このころ(38歳だったそうなんですが)はまだ「若大将」と呼ばれていたとのこと。
え? いや38歳……?
マジですか?
だって可愛いすぎん???(二度見、そして三度見)
と、脳がバグること請け合い(笑)。
いつものカッコいい登場シーンからして、お肌つやっつやのカッコ可愛い青年! ぴっちぴち! という印象。
ヴィジャイさんが演じる青年シャクティの育ての父親役を演じられたのが、「完璧俳優」と称されるマラヤーラム語映画の大スター、モーハンラールさんなのですが、こちらの存在感がまたハンパない!
さてさて。
というわけで、いつものようにちょっとだけ物語をご紹介しましょう。
インドはマドゥライに暮らすシャクティは、地域を支配するギャングに所属する父をもつ少年でした。が、父はギャングのボスであるシヴァン(モーハンラールさん)を警察から守ろうとして死んでしまいます。
シヴァンは親を亡くしたシャクティの高い能力を見抜き、また哀れにも思って、彼を自分の子として育ててくれたのでした。
成長いちじるしいシャクティは、下に生まれた妹や弟とかわらず、本物の家族のようにしてシャクティ一家の一員となり、その強さと賢さと性格のよさでギャングに貢献(??)して町を守る人気者に。二つ名として、人々から「ジッラ(街)」とも呼ばれていました。
養い父であるシャクティとの関係も非常に良好で、「お前は俺の心だ」とまで言われて可愛がられています。
ただし、本当の父を殺した警察のことは大嫌い。警察の制服であるカーキ色も大嫌いで、目につくとすぐに引き裂いてしまったりと大暴れしてしまいます。
そんな中、ある日、市民から賄賂をもらおうとしている女性警官たちを強くしかり飛ばしている超美人の女性を見かけ、一目ぼれ。相手の名前も正体も知らないまま、相手の家へギャングの仲間たちと押しかけてしまい、見合いを迫ってしまいます。が、出てきた彼女はなんと警官で……。
というようなわけで、冒頭はちょっと昔の香港映画を思わせるようなハートフルかつコメディタッチな部分が多いストーリーなのですが、やがてシリアスなつらい局面になってくると、これがもう涙なしに観られない怒涛の展開へと発展していきます。特に養父であるシャクティとの関係に泣かされる……。ハラハラどきどき、最後まで目が離せません。
おっとっと。
これ以上書くともうネタバレしまくりになっちゃいそうで怖いので、もうこのぐらいにしておこうかと。すみません~!
警官である彼女とのラブシーンでもある魅力的なキレのあるダンスも最高!
今より少しお若いヴィジャイさんの魅力がこれでもかと爆発しておりました。
ということで、こちらも笑いあり、涙あり、ハートフルかつラブラブきゅんきゅんもいっぱいな素敵作品。ぜひその目でご覧いただきたい映画でした~!
ではでは、ドスティ!