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40 「バンバン!」

 

 こんにちは。今日ご紹介するインド映画のタイトルはこれ!


 〇「バンバン!」(原題「Bang Bang」)

 2014年製作

 シッダールト・アーナンド監督作品

 インド・ヒンディー語 156分

 リティク・ローシャン主演


 シッダールト・アーナンド監督というと、こちらでも以前ご紹介した「パターン」の原案と監督をされた方ですね。ハラハラドキドキ、すごいアクションと素敵なダンスシーン、思わせぶりかつちょっとおしゃれな会話の妙……といったところにかなり共通点があるなあと思いました。


 前回もちょっとご紹介したかと思いますが、主演のリティク・ローシャンさんは「火の道」でも主演をされた俳優さんです。

 でも、「作品がちがうとこうまで見え方が違うのか……!」とあらためて実感しました。

 作品全体の雰囲気も全く違いますけれども、なによりキャラクターの性格の違いをリティクさんがしっかりと演じ分けておられるからですね。


「火の道」もそうでしたが、こちらもまた過去の有名作品のリメイク作品だそうです。

 もと作品は、トム・クルーズとキャメロン・ディアスによる2010年に製作されたハリウッド映画「ナイト&デイ」。それを監督が版権をとり、インドでリメイク。

 実はこちらも、もと作品についてはよく知らないわたくし。ということで今回も、こちらリメイク作品のみのご紹介となります。


 ストーリーを簡単にご紹介しますね。

 冒頭は、厳しい監視体制下にある刑務所にいたラスボスが仲間たちによって救い出されるシーンから始まります。男はそこにいた勇敢な若い大佐を惨殺して脱出。

 その後、かつてインドからイギリスに渡った伝説のダイヤ「コヒヌール」が、ロンドン塔から盗まれたというニュースが世界を駆けめぐります。国際警察や悪の組織が必死にその行方を捜しているわけですが、どうやらそれは一人の怪盗による犯行らしい。

 それが、だれあろうリティクさんが演じる謎の男、ラージヴィールでした。


 いっぽう、銀行の受付嬢として働く平凡なOL、ハルリーン。

 優しいおばあちゃんと暮らす彼女ですが、彼氏がいたこともなく、そろそろ結婚のことも考えたい……と、ついつい結婚を目的とした出会い系サイトにエントリーしてしまいます。

 そこでマッチングした相手と会おうと出かけた店で、ずいぶん遅れて現れたのがラージヴィール。彼が相手だと勘違いしてしまったハルリーンでしたが、敵から逃げ回っているラージヴィールはうまく話を合わせて彼女を利用し、敵の攻撃をかわして逃走します。

 気がつけばいつのまにか、彼のピンチに巻き込まれてしまったハルリーン。彼がマッチングの相手ではないとわかってからも、なんだかんだで彼と行動をともにせざるを得なくなり……。


 この冒頭のあたりで、とっても素敵なダンスミュージック「トゥメリ」がかかります。

「トゥ・トゥ・トゥ・トゥメリ・リ・リ……♪」のフレーズが、リティクさんの素晴らしいダンスシーンとともにずっと耳に残って、映画を観終わってもずっとリフレインする!


 たくさんの危機を乗り越えるうち、次第にひかれあっていく二人。

 やがてハルリーンは、ラージヴィールの真の正体と秘密に迫ることに……。


 もとの映画をよく知らないので比べようがないのですが、いやもうほんと「ゴキゲン」になれる映画です!

 見終わったあとの爽快感がすばらしい!

 前回、あの「火の道」で情緒をやられたと書いておりましたが、つづけてこちらを見ていたらむしろ、浮上できてよかったのかもしれない……お尻や腰や膝が痛くなるけど(合計9時間は、さすがにね……!・笑)なんて思いました。


 そうそう、これはお話しておかねば。

 もとの映画「ナイト&デイ」でもそうでしたが、トム・クルーズはスタントも自分自身でこなす凄い役者さんだというのは有名なお話。実はリティク・ローシャンさんはトム・クルーズのこの姿勢をリスペクトされており、パンフレットによると、「バンバン!」の中でのアクションシーンをやっぱりすべてご自身でこなされたそうです。

「バンバン!」の中では、当時最新式のスポーツ器具である、水圧で空を飛ぶフライボードというものを使ったアクションシーンがあるのですが、このときリティクさんが撮影時に負傷されたのだとか。

 それでも、回復してまたアクションに挑み続けた……とのこと。

 すさまじい役者魂を感じますね。本当にすごいことです。


 そういった裏話も含めて、ほんとに、ほんっっとーに後悔はさせない映画だと思いますので、よろしかったら機会をみつけてどうぞご覧ください。

 ではでは、ドスティ!


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