28「PATHAAN(パターン)」
はいこんにちは~。
今回はこちら! 夏休み中からじわじわと情報がでてきて、つい先日(9月1日)に公開されたインド・ボリウッド映画「PATHAAN」です。
2023年、インド・ヒンディー語作品。シッダールト・アーナンド監督。
主役であるパターン役は、ボリウッド映画の三大カーンと呼ばれるスターのおひとり、シャー・ルク・カーンさん。
いやもうね……さすがは「ボリウッドの王」! すさまじい男の色気、そしてアクションのすばらしさ。
そして、帰宅してからゆっくりパンフレットを拝読したところ、この方が1965年生まれと知ってびっくりしたわたくし……。
え、もう信じられんです!
ダンナとそんなに年かわらんやん!
それであんなにきれいな胸から腰にかけての筋肉を作り上げ、素晴らしいアクションに次ぐアクションってもうほんと常人じゃないのは明らかです。いや「キング」と言われるのも当然だと思いました。ほんま脱帽です。あのお美しい筋肉、映画を見ている間じゅう、デッサンしたくてしょうがなかったです! 胸もと全開ではだけてるシーンとか「もう犯罪級やん???」ってなってました(笑)。
ずっと前からすでにインド沼にはまってらっしゃる大先輩のみなさんにとってはこんなの常識の範囲なのでしょうけれど、新鮮すぎてついつい書いちゃう、すみません!
でも実はわたくし、シャー・ルク・カーンさんを劇場で拝見するのは初めてではありませんでした。
なぜならこのかた、少し前、5月ぐらいに日本で公開していたインド映画「ブラフマーストラ」に、少しだけ参加されていたからです(こちらの映画もそのときに紹介しようしようと思っていたのですがなかなかできず。すみません!)。
その時も、私を含めたシャー様(とお呼びしますね)をご存じでない方々がSNS上で「あの冒頭に出てきたイケオジ科学者はだれ?」「冒頭でイケオジがイケ散らかしてるんですが!」ってざわついていたのですが……いやもう、ほんとこの映画で納得でした。
そりゃ、少しの登場シーンだけでも印象に残るよ、イケオジが過ぎるよ!!
だだ漏れる長髪イケオジの色気、アクション、そしてちょっとしたちゃめっ気がとっても可愛い。こりゃ無敵よ~!
お相手役のヒロインにはディーピカー・パードゥコーンさん。こちらがまたAIで描いたんかと思うほどのすんごい美女。しかも知的でめっちゃ強い! アクションシーンでは彼女の素晴らしく長い脚による回し蹴りが堪能できます。もちろんすんごいお色気。若い男の子たちにはちょいと刺激強めかもしれん(笑)。
さらにさらに、悪役であるジム役のジョン・エイブラハムさんもまたカッコいい。なんてったって、登場シーンの黒い戦闘スーツ姿のフォルムがめちゃキレイで。なにあのきゅっと上がったお尻! そして太もものライン! きれい! 美です!
ジムは過去のつらい悲劇の記憶を背負った悲しきヴィランなのですが、個人的には性癖にぶっ刺さりまくり。「ああ、そういうの大好き……!」ってなっちゃって。やってることは悪どいし非道で残酷なんですが、やっぱり倒されるのは可哀想になっちゃうキャラクター造形でした。もちろんイケメンですしね……もったいないよ~と。
ストーリーについては、全体にスタイリッシュなアクションスパイ映画をさらに分厚くしたような感じで、本当に息もつかせません。どんでん返しに次ぐどんでん返し。ダレるところがない、本当に。
なんかこういう映画って、何を書いてもネタバレになりそうなんで、あまり書けない……。ということで、これだけ書こうかな。
わりと冒頭の方で「日本語だよ」「金継ぎ」(本当に「キンツギ」と発音)っていうセリフがあってぶっとびました~。なんかうれしいですよね、いきなり日本語。
しかもその「金継ぎ」が、わりと大事なストーリーのキーワードでもあるという。疲れて壊れた兵士を治し、また戦えるようにして戦士としての誇りを取り戻す、みたいな?
途中、パターンが「タイガー」と呼ぶ同業者が現れて彼を救ってくれるシーンがあるんですが、この人がまたすんごい存在感で、ちょっとの時間なのに一気にファンになってしまいました。
と思ったら、この方はこの方で「タイガー 伝説のスパイ」という映画シリーズの主役の方で、お名前をサルマン・カーンとおっしゃる。
「ん? カーン……?」と思ったそこのアナタ!
そうです、こちらはその「三大カーン」のおひとり。やっぱりキングだった。そりゃ存在感あるわ~!
というわけで、「タイガー」のシリーズもめちゃ観たくなったのですが、今のところ私の環境ではどこでも観られないみたいで残念です。
いま「タイガー3」が制作されているらしいので、その公開時には1と2も一緒に公開とか、ないかなあ……??? 映画館さん、お願いします!
こんな感じで、こちらの映画はほかの映画と世界観を共有して違う主役で撮られたユニバース型のものらしいのですが、「パターン」だけで独立して初見で楽しめるものとなっていますので、ぜひぜひ足をお運びいただければ~と思います。
ではでは今回はこのあたりで。
ドスティ!