表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
26/102

26 「ランガスタラム」日本語字幕版

 

 はい、どもども~。

 今回の映画は12話ですでにご紹介した作品なのですが、この7月14日からついに日本語字幕版が全国で公開されることとなり、もうわたくし大喜び。狂喜乱舞!

 ということで、さっそくダンナと観に行ってまいりました。


 こちらが日本語字幕版として公開されることが決まってから、某国営放送の朝の番組の映画紹介コーナーで紹介もされ(そう、「RRR」を紹介してくださったのと同じ枠です!)それを見たダンナ、がぜん「観たいな」と言い出しましてね。ぐへへへ……。

 そうそう、そうやってどんどん来るのよインド映画沼に……!


 前回も申しておりましたが、大まかなストーリーラインはわかりつつも、わたくしのつたない英語力では細かいところがわからなかったわけなんですが。

 今回は日本語字幕、無敵!

 ということで、英語字幕ではわからなかったセリフの細かな内容までかなりわかって、新たな感動を覚えました。

 とある悲劇的なシーンでは、英語字幕版のとき以上に泣けてしまって困っちゃいました~……。

 ほんとあそこ悲しい。つらい。そのためのハンカチはしっかり準備しておきましたけど、めっちゃ出番ありました。

 あの事件をきっかけに悲壮な表情になっていくチッティチャランさんが哀れでならないし、恐ろしくも感じる。

 ラストで驚きの展開があるのですが、あれにはダンナもかなり驚いた様子でした。

 翌日ぐらいになってしみじみ「面白かったなあ(あの映画)」とか言うてたし!

 よしよし! ええぞその調子や!(笑)


 あ、そうそう。

 日本語字幕で観てさえよくわかっていなかった部分について、後日、SNSのほうでインドのバックグラウンドを持つらしきかたから英語によるレクチャーをいただきましたので、そちらをちょっとご紹介しておきますね。


 数十年もの間、常に「プレジデント」と呼称されてきたために、人々から本名を忘れられがちだった悪役の男。

 彼の本名はパニーンドラ・ブーパティといいます。

 この「パニーンドラ」が、字幕でルビがふられていたのですがサンスクリット語で「ヘビの王」って意味らしくて。


 教えてくださった方のお言葉が英語だったので訳がちょっとおかしいかもしれませんが、だいたいこんなご説明でした。


「チッティは冒頭でヘビを追いかけているシーンがありますよね。ヘビにはマークがあり(コブラなど、背中に模様があることを指しているようです)同じようにプレジデントの背中にもマークがある(最初だけ見える小さなイレズミみたいなもののことかな?)。プレジデントの本名はヘビを意味するもの」

「村のみんながいろんな理由をつけてヘビを殺すことを恐れている(そういうシーンがあります)が、チッティだけはヘビを追いかけて、いつでもヘビを殺す準備ができている(というシーンもあります)」

「同じように、村人たちはプレジデントに逆らうことを恐れたけれど、チッティはそれを躊躇しなかった」

「プレジデントの最後のシーンでは、彼はヘビの穴のような小屋に住んでいます。プレジデントはヘビのように羽毛布団をかぶり、ヘビのように素早く攻撃をしてきた」

「ランガスタラムには、一度の観賞では理解できないことがたくさんあります」


 な、なるほど……!

 ヘビはプレジデントの寓意になっていたのですね。

 めっちゃ深い……これはやっぱり、もう一度(といわず、何度でも)観たい!

 映画館で入場のときに配られているプレゼントのポストカードも、また今週末から新しいデザインのものになるようです。

 これまたいかねば……!

 ドスティ!


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ