20 発声応援上映・レイ・スティーヴンソンさん追悼のことば
こんにちは~。
実はこれを書いている時点でまだ映画館に向かう途中なのですが、今日も今日とて、T・ジョイ・梅田さまによる発声応援上映に参加です!
これがたぶん17R目。
「たぶん」というのはもう途中で数えるのを放棄したからです(まあ日記を確認すればわかりますが・笑)
今回、急遽この発声応援上映に参加しようと思ったのは、実は「RRR」で美しくも恐ろしい偉丈夫の悪役スコット・バクストン総督を演じられたレイ・スティーヴンソンさんが、つい最近急逝されたという報せを受けたからです。
ニュースが出たのは5月23日。
新作撮影中のイタリアで、5月21日にお亡くなりになったとのこと。死因は公表されていないようです。
享年58歳。
あまりにも早い、早すぎます……。
スティーヴンソンさんはほかにも「マイティ・ソー」「キングアーサー」「ザ・ウォーカー」などさまざまな映画にご出演されてきたとのこと。
それぞれ、とりわけ強面の悪役で魅力を放ち、同じ悪役でもまったく異なるキャラクターを演じ分ける素晴らしい役者さんだったと言われています。
「RRR」での、品格がありつつも恐ろしく(特にインドの人々に対して)酷薄で、銃を構える軍服姿は畏怖を感じさせるほど美しかったスコット総督。
何度も観ているうちに、悪役なのにファンになっちゃって「総督カワイイー!」とか言うてたわたくし。今回の突然の訃報には、少なからずショックを受けました。
まことに、まことに惜しい死でした……。
ご存命のうちに、SNSでは「RRR」撮影中のオフショットがいくつか公開されておりました。その中で、作品中では厳しい表情のスコット総督が、作中なら絶対にしないであろうなごやかで優しい笑顔でマッリ役の子役さんとツーショットを撮られていたのは印象的でした。
強面の役柄が多いとはいえ、ご本人はとても優しくてチャーミングなかただったのではないかな……と勝手に推察しております。
ではいまから、その追悼の心を胸にまた観てきます~! のちほど!
◆
はい、観てきました~。
今回はレイさんの件もあって、全体に温かい雰囲気のある応援上映だったなと思います。
私の席からはわかりませんでしたが、のちほどSNSで確認しましたら、かなりの数のかたが冒頭のスコット総督登場のシーンですすり泣いておられたとのこと。
わたくし個人的に総督の、銃を構えて長いマントを流した姿を真上からとらえたショットがあまりにもお気に入りだったのですが、今回は特に一生懸命目に焼き付けようと頑張りました。
最後はお客さんたちから「スコット総督ありがとう!」とのお声もかかり、悲しみや寂しさもありながら、温かく和やか応援上映だったのではないかなと思います。
あらためましてレイ・スティーヴンソンさんのご冥福を心よりお祈り申し上げて今回の締めとさせていただきます。