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115 「DDLJ 勇者は花嫁を奪う」

 

 はいこんにちは。

 今回はこちらの映画。


 11月2日はキング・オブ・ボリウッドことシャー・ルク・カーンさんのお誕生日なのだそうで、なんと60歳におなりなのだとか! おめでとうございます! その御年でダダもれる男の色気がすさまじすぎてもうびっくりです……!


 今回はそのお誕生日ということと本作の公開から30周年ということで、過去作である本作を短い期間だけ上映してくださった映画館さまがあり、そのうちのひとつがいつもの塚口サンサン劇場さまでした。

 折しも連休、しかも1日で「映画の日」ということで鑑賞料がお安い日ということもあってかお客様は大勢いらっしゃっていました。


 ○「DDLJ 勇者は花嫁を奪う」(原題または英題:「Dilwale Dulhania Jayenge」)

 1995年製作

 監督・脚本:アディティア・チョープラー

 出演:シャー・ルク・カーン / カージョル / アムリッシュ・プリ / ファリーダー・ジャラール / アンヌバム・ケール  ほか

 インド ヒンディー語 190分 G


 ご覧いただいたとおり、190分というかなり長いお作品なのですが、それを感じさせない没入感いっぱいのステキ作品でした!

 当初「DDLJってなんや……?」と思っていたわたくしでしたが、ちょっと調べてみましたら、これは「ディルワーレー・ドゥルハーニヤー・レー・ジャーエーンゲー(勇者は花嫁を連れていく)」という意味なんだそうな。インドでは誰でもが知る略称だとのこと。ほへえ、勉強になる……。


 ということでストーリーをいつものようにちょびっとだけご紹介。

 ロンドンで暮らしている若く美しい女性シムラン。お父さんがとても厳格な人で、自分が幼いころに親戚である親同士でとりきめた婚約者と結婚することが決まっています。顔も知らない相手との結婚に戸惑いながらも従おうと決めたシムランですが、その前に一か月だけ、女友達とのヨーロッパ旅行をすることを許してもらいます。


 一方、シャー様演じるところの青年ラージは陽気で悪気こそないんですがちょっとちゃらんぽらんな性格の青年。せっかく入れた大学も、あまりにもいい加減すぎて落第してしまう始末。

 ふたりはそれぞれ友達と出かけたヨーロッパ旅行で知り合うことに……。


 最初は、まるで子どもみたいにイタズラばかりするラージに腹を立てるシムランでしたが、次第にふたりの関係は近づいていきます。

 が、結局「私には婚約者がいるから」とシムランが告白し、ふたりは住所などを取り交わすこともなく分かれることに。

 でもふたりとも、あまりの寂しさについに互いに恋心を自覚して……。


 ラージはシムランと結婚しようと、インドの田舎にあるシムランの親戚の家へ。そこでは二人の婚約と結婚の準備が着々と進められていて……。

「私をつれて逃げて」と頼むシムラン。でもラージは駆け落ちは選ばず、なんとかシムランの父親を説得して「正々堂々と君をつれていく」と宣言するのでした。


 さてさて、二人のゆくすえは?

 非常に厳格なシムランのパパは果たして説得できるのか……???


 いやもうね、ハートフル!

 そしてお若いシャー様がめちゃいたずらっ子で可愛い(笑)。

 最後は心からこの二人を応援したくなりますし、つい涙してしまう場面も。


「映画って、観客が幸せな気持ちになるためにある」と再認識させられるような映画でした~(もちろんそういうテーマでない映画もあるわけですが)。

 インドで20年も上映され続けている作品だけのことはあって、力と説得力のある作品だったと思います。おすすめです。

 ではでは、ドスティ!


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