表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
111/111

111 「我ら ~愛の継承~」

 

 はいこんにちは。

 今回はこちらの映画。

 なんといっても今日観に行ったばかりのホヤホヤでございます~。

 感動が薄れないうちに早速書いております(笑)。


 ○「我ら ~愛の継承~」(原題または英題:「Manam」)

 2014年製作

 監督:ヴィクラム・クマール

 音楽:アヌープ・ルーベンス

 出演:アッキネーニ・ナーゲーシュワラ・ラーオ(ANR) / ナーガールジュナ / ナーガ・チャイタニヤ / サマンタ / シュリヤー・サラン / ブラフマーナンダム / M・S・ナーラーヤナ / サランニャ・ポンヴァンナン / アミターブ・バッチャン(ゲスト出演) / アマラ・アッキネーニ / アキル・アッキネーニ / ラーヴァンニャー・トリパーティー / ラーシー・カンナー ほか

 インド テルグ語 163分 G


 このエッセイを読んでくださっている皆様ならご存じの通り、わたくしのこの「インド映画熱」が始まったのは「RRR」と「バーフバリ」から。つまり、テルグ語映画からです。

 そのためか、上映中ずっと懐かしいというかほっこりするというか、なんとも言えない嬉しい気持ちに浸されておりました。ここちよいテルグ語の響き……。

 あ、もちろん他の言語だって美しさがあるのですけれどもね。そこは間違いないです。


 お話もね、なんというか全編これ温かい愛を感じる作劇。

 それもそのはず……というのか、こちらの映画は主演のANRさんはじめ、テルグ映画界ではあのタラクさんのいるナンダムーリ家に並ぶ名門一家アッキニーネ家のみなさんがほぼ勢ぞろいで共演なさっている作品なのです。

 パンフレットを拝見するまで知らなかったのですが、ANRさんはこの映画を撮影中に癌であることを発表し、撮影後にはお亡くなりになっているのだそうで……悲しい。こんな素敵な俳優さん、これまで知らなかったのはもうご他界されていたからなんですね……。ご家族と、ファンのみなさんのお気持ちを考えるとつらいです。


 ということで、お話を少しだけご紹介。

 冒頭は1983年。ラーダーモーハンとクリシュナヴェーニの若夫婦には、小さな男の子ビットゥ(これは愛称だそうです・本名はラーゲーシュワラ・ラーオ)が。

 夫婦には様々なすれ違いがあり、仲たがいをしていましたが、その年の2月14日、交通事故によって二人いっぺんに亡くなってしまいます。ひとり遺されたビットゥ(ANR)は、母の願いを叶えようと必死に努力を重ね、ついにインドを代表するビジネスマンとして成功を収めていました。

 でも、幼い時に喪った両親を思い出すと今でもつい涙ぐんでしまうビットゥ。


 そんなある日、ふとしたことからビットゥは自分の父とそっくりの顔をし、まったく同じ場所に痣まである大学生の青年ナーガールジュナに出逢います。

「すわ、これは父の生まれ変わった姿にちがいない!」とぴーんとくるビットゥ。「それならきっと、どこかで母も生まれ変わっているにちがいない……!」と思い、生まれ変わった母親を必死に探し始めるのでしたが……。

 この二人をもう一度愛し合わせようと、その間をとりもってキューピッドになろうと頑張るビットゥ。でもなかなかいろんな障害があって前途多難……。


 その一方、ビットゥはアンジャリという非常に美しい医者の女性と、その女性に救われた老人チャイタニヤとも出会います。

 実はこの二人も、ビットゥにとって深~い係わりのある人たちで……。


 なんとチャイタニヤ老人は、かつてビットゥとアンジャリの前世のときの息子だったのでした。

 チャイタニヤはチャイタニヤで、この二人をなんとかうまくいかせようとキューピッドになろうと頑張る……という!


 なんかすごいですね。

 何組もの「生まれ変わり夫婦」と「その息子」による、心温まるファミリー映画。

 もうね、私なんかあっちこっち泣いちゃって困りました……。

 心が疲れている時など、本当におすすめかもしれません!

 よろしかったらどうぞ~。


 ではでは、ドスティ!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ