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110 「メイヤラガン 美しき人」

 

 はいこんにちは。

 今回はこちらの映画。

 前回ご紹介の「リンガー」もそうだったのですが、このところあちこちの映画館でインド映画祭りが催されており、その中の一作がこちらでした。


 ○「メイヤラガン -美しき人」(原題または英題:「Meiyazhagan」)

 2024年製作

 監督・脚本:C・プレームクマール

 出演:カールティ / アルヴィン・ド・スワーミ / スリ・ディヴィヤ / P・ブヴァネスワリ ほか

 インド タミル語 178分 G


 残念ながらこちらもパンフレットなどがなく、あちこちで拾い集めたデータを掲載している形です、すみません。


 とりあえず「ハートフルな作品」という以外のことはほとんど事前情報も入れずに観に行きましたが、途中で「みたことある顔がでた!」となって興奮するわたくし。

「あっ、あの『PS1』と『PS2』の主役の人……!?」と。

 大正解でした。カールティさんでした~!

 そして事前情報通り、心温まる、また心洗われるようなよい映画でした!


 ということで、今回もストーリーを少しご紹介。

 20年ほど前、田舎で家族と暮らしていた青年アルルは、当時金にがめつい親戚たちの陰謀により父が半ば騙されるようにして財産と家を奪われたことで泣く泣く故郷を捨てることになりました。そのまま、都会のマドラスに移り住みます。

 あまりのショックと心が傷ついたことを引きずって、その後20年以上も、アルルは故郷に戻らず親戚たちとも音信不通に近い状態に。マドラスで結婚して娘も生まれ、それなりに平穏に暮らしていました。


 そこへ、故郷でともに育った女性から結婚の報せが。「どうしても兄さん(従姉妹にあたりますがこう呼んでいます)に来てほしい」と熱烈にお願いされてしまい、しぶしぶ一人で故郷を目指します。

 親戚たちは大勢おり、がめつい人々だけではなく、アルルに対して親しく優しく接してくれる伯父さんたちもいます。でも、結婚式にちょっとだけ顔を出して花嫁にプレゼントを渡したらすぐにバスで帰ろうと思っていたアルル。

 そこへ、「兄貴、兄貴」とやたらと明るく懐っこくしゃべりかけてくる男がいました。これがカールティさん演じる「名無しの男」。

 いえ実は名がないのではなく、アルルはどうしてもこの男が誰で、名前がなんであるかを思い出すことができなかったのです。他の人に訊いてみようにも、男がずーっとアルルにくっついているもので機会を失い続け、そのうちどんどん時間が経ってしまい……。


 すぐにバスに乗って帰りたかったアルルですが、この男のスクーターで送ってもらったというのにそのバスに乗り遅れ、そのへんにあるホテルはあまりにも不潔で泊まるに泊まれず途方に暮れることに。

 なんだかんだでハプニングが続くうちに、次第にアルルはこの男の人となりを知ることになり、どんどんこの男が好きになっていく……のですが、やっぱり名前がわからない!(笑)

 さてこのめっちゃ懐っこいカールティさんの正体はなにか?

 なぜこんなにもアルルのことが大好きなのか……???

 それはラストのお楽しみ……ですね。


 全体に、人間の正直さや優しさ、まっすぐさのすばらしさを感じられる、心が洗われるような感覚になる映画。

 そんな気持ちになりたい時には是非おすすめです!

 ではでは、ドスティ!


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