107 映画「クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ」
はいこんにちは。
今回はこちらの映画……なんですけど、すみません! 先にご説明させてください!
ご存じのとおり「クレヨンしんちゃん」は日本の作品です。原作もテレビシリーズも映画もすべて日本のもの。
でも……でも、ですよ!
今回ばかりはこちらでご紹介したかったのです。
なぜなら今回のしんちゃんの舞台がインドだから!
そして明らかに、最近のインド映画ネタみたいなのがあっちこっちに挟まっているから! です!
舞台となるインドの架空の都市の名前からして、「ハガシミール州」の「ムシバイ」ですもん(笑)。
○「映画クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ」
2025年製作
監督:橋本昌和
原作:臼井儀人
脚本:うえのきみこ
出演(声優):小林由美子 / ならはしみき / 森川智之 / こおろぎさとみ / 賀来賢人 / 小峠英二 / 西村瑞樹 / 山寺宏一 / 速水奨 / 日高のり子 / 宝亀克寿 / 坂本千夏 ほか
日本 105分 G
クレヨンしんちゃんについては、もはやご説明は不要かと思いますので省略しまして、この映画のストーリーを少しだけご紹介しましょう。
しんちゃんこと野原しんのすけ君は、春日部市に住む幼稚園児。仲間のみんなと「カスカベ防衛隊」を結成しています。
このたび、春日部市がインドはハガシミール州のムシバイと姉妹都市になったことを記念して、「カスカベキッズエンタメフェスティバル」が開催されることに。そのダンス大会で優勝すると、インドに招待されてそこでのダンスイベントに参加できると聞いて(しかも旅費はタダになると聞いて・笑)しんちゃんたちは仲間とダンス練習をがんばります。
そのフェスティバルでうまく優勝できた防衛隊のみんなは、しんのすけの家族とともにインドへ飛ぶのでした。
見るもの聞くものすべてが珍しく、みんなは観光を堪能。
なんといっても、ここでの「ムシバイ」の描写がもう秀逸!
インド映画でしばしば拝見する町の様子がかなり詳細に調べられて表現されています。
さて、ウロウロするうちにしんちゃんと友達のボーちゃんはとある怪しい雰囲気のお店に迷い込みます。そこで、鍵のかかった戸棚の中に置かれていた不思議なリュックサックを見つけて手に入れます。リュックサックは鼻の形をしていて、鼻には鼻輪のような栓がしてあり……。
実はこのリュックの鼻に差してあった紙にこそ、恐るべき秘密がありました。
人がこれを見つめると、人間の欲望がかきたてられ、どうしてもその紙を自分の鼻に差したくなってしまうのです。そしてひとたび差してしまうと、呪いのパワーが発動して邪悪な力を手に入れてしまうことに。
なんと、いつもはのんびり優しくて鼻水を垂らしている少年ボーちゃんが、この紙を片方の鼻に差してしまい大騒動に!
「ボーちゃん」が「ボーくん(暴君)」となって暴れ出し、しんちゃんたちはなんとかその紙をボーちゃんの鼻から取り除こうと必死になります。
現地の秘密警察官ふたりが、山寺宏一さんと速水奨さん演じるふたりのごつい男。
もうまさに、まさーに「RRR」! そうとしか思えん風貌!
そしてインド映画といえばダンスと歌です。
今回のしんちゃんの映画でも、あちこちで歌や踊りが披露されてまさにミュージカル映画の様相を呈しております。
楽しく愉快で、インド好きには「あっ、このシーンはあの映画の?」とか「あのキャラクターはあの映画のあの人?」とか、あちこち楽しめるシーン満載。
よろしかったらぜひこちらも~。
ではでは、ドスティ!