表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
106/117

106 「マーヴィーラン 伝説の勇者」

 

 はいこんにちは。

 今回はこちらの映画~。


 体調はいまいちなんですが、でもやっぱりどうしても観に行きたくて、ちょっと無理して行ってきました。

 とか言うてますが、当日公開だった「鬼滅の刃」を朝から他の劇場さんで観てからの連チャンだったので、けっこうすでにお疲れモードだったことをここに懺悔します(なんやねん・笑)。


 体調さえ崩してなければもっと早くに拝見できたのですが……とりあえず、観られてよかった、本当に! 今回は、地元神戸のキノシネマ神戸国際さまで観ることができました。

 ということでいつものように作品のデータのご紹介から。


 ○「マーヴィーラン 伝説の勇者」(原題または英題:「Maaveeran」)

 2023年製作

 監督・脚本:マドーン・アシュビン

 出演:シヴァカールティケーヤン / アディティ・シャンカル / ミシュキン / スニール / ヨーギ・バーブ / サリダー / ヴィジャイ・セードゥパティ(声のみの出演) ほか

 インド タミル語 161分 PG12


 今回の懺悔ふたつめ。

 なんと「声のみの出演」があのヴィジャイ・セードゥパティさんだったなんて! 全然気づいてなかった! 観ている間じゅう気にはなってたけども~!


 主役はタミル映画のスーパースターと言われているシヴァカールティケーヤンさん。わたくしは初めての方でしたが、公式ページを見ると「俳優・プレイバックシンガー・作詞家・映画プロデューサー・テレビ司会者」といろんな肩書が並んでいます。気弱な主人公サティヤを説得力のある演技で表現されていました。

 ヒロインであるアディティ・シェンカルさんもバックシンガーということで、おふたりで今作の劇中歌も歌われているそうです。



 ということでお話をちょっとだけご紹介。

 主人公サティヤは、新聞に長期連載漫画を描いている漫画家の青年です。マンガのタイトルは「マーヴィーラン」(伝説の勇者という意味)。でも自分の名前では描かせてもらえず、完全にゴーストライター状態。

 自宅はスラムで、母親と妹と三人で暮らしていました。お母さんはイーシュワリというんですが、めっちゃ気の強いママ。なにかと周囲と騒動になるので、気弱ながらも日々それを宥めるのを頑張っている感じ。


 ところがある日、このスラム地区が開発対象に。住民は立ち退きを要求され、その代わりにあてがわれたのが新築キラキラの巨大な高層マンションでした。

 最初のうちこそ、綺麗な内装に浮かれて喜ぶ住民でしたが、実はそこは恐るべき欠陥住宅だったのです……!

 ちょっと壁に釘をうつだけで大穴があき、そこから壁にピシピシピシ……とどんどんひび割れが広がる。上の階の住人がシャワーを使うと、あっという間に下へ水漏れ。壁はすぶにぼろりと崩れ、手すりもすぐに取れてしまって危険きわまりない。じつは住民の立ち退きを要求したのが悪徳政治家・ジェヤコディなのですが、必要な建築費用の半分を懐に入れてめちゃくちゃ手抜きの工事をしたという真相が次第にわかり……。


 そんな中、トラブルつづきで命に係わる大けがをしてしまったサティヤでしたが、突然耳の中で「天からの声」が響きわたる!

 その荘厳なこれがヴィジャイ・セードゥパティさんはサティヤを「勇者」と呼び、ジェヤコディを「死神」と呼んで、サティヤが民を救うべしと呼びかけるのでした。

 気の弱いサティヤ、「いや勘弁してくれよ! 俺にそんなことできるわけない!」と最初は必死で拒絶。でも「声」が言うとおりに体を動かすだけで、悪いやつらをバッタバッタと倒してしまい……。


 もうね、とにかくこの設定がまず面白い!

「声」が聞こえるとき、サティヤは必ず上を見上げるんですが、彼が上を見上げるだけで周囲の悪人も「またなにか聞こえるのか?」「なんて言ってるんだ?(ビクビク)」と気にするようになっちゃったりしてオカシイ。

 もちろんダンスあり歌あり、激しくスカッとするアクションありのエンタメ作品ですので、いつものように盛りだくさん! あのヨーギ・バーブさんが出ていることでもおわかりでしょうけれども、コメディ部分も多めで楽しかったです。


 夏休みになって上映している映画館も減ってきていると思いますが、よろしかったらどうぞ!

 ではでは、ドスティ!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ