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103 「拳銃 兵士の休暇」

 

 こんにちは。

 今回は、前回の「レオ ブラッディ・スウィート」に続いてタラパティ・ヴィジャイさんの過去作!

 例によって「大変空気を読んでくださる」塚口サンサン劇場様にて、一週間限定公開をしてくださったので! 塚口サンサン劇場様、いつもいつも、本当にありがとうございます!

 ちなみに今回は「レオ」との連続上映でしたもので、わたくしダンナを連行(笑)してまずふたりで「レオ」を観てから、ひとり残って「拳銃」を鑑賞した次第。「レオ」は私は三回目。やっぱり楽しい! よき映画!


 ……さてさて。

 まずは「拳銃」のデータから。


 〇「拳銃:兵士の休暇」(原題または英題:「Thuppakki」)

 2012年製作

 監督・脚本:A・R・ムルガダース

 出演:ヴィジャイ / カージャル・アグルワール / ジャヤラーム / ヴィドゥユト・ジャームワール ほか 

 インド タミル語 170分 PG12


 主演が前回と同じく大将(タラパティ)・ヴィジャイであることはもちろんなのですが、これは少し前の映画なので通り名も「若大将」となっていました。

 やっぱりヴィジャイさんがお若い! お肌がキラッキラ! 今でも十分キレッキレのダンスをされるのですが、やはりお若いときはさらにそれが天井知らずのキレッキレやし!


 こちらは、ヴィジャイさんのA・R・ムルガダース監督との初タッグ作品です。インドでの公開時、タミル語作品の第一位となり、数々の賞も受賞したそうです。こののち、すでにご紹介した「カッティ 刃物と水道管」「サルカール 一票の革命」でも共に作品を作られることに。

 さらにもうひと言!

 今作品での「ラスボス」、妙に顔がいい! と思ったらなんと、すでにご紹介した「ガネーシャ マスター・オブ・ジャングル」の主演をなさったヴィドゥユト・ジャームワールさんだったあ! 本当にめっちゃハンサムなんですよね、この方。それだけでなく、とても知的な雰囲気を持つ方。もちろん鍛え上げた肉体によるアクションも素晴らしい!


 ということで、少しだけストーリーのご紹介を。

 主人公ジャガディーシュ(ヴィジャイさん)は、カシミールで勤務する、タミル人の若き軍人。休暇で故郷であるムンバイへ帰省する道中、バスの爆破テロに遭遇します。幼い子どもたちも平気で巻き込む卑劣な犯罪に、ジャガディーシュは独自に犯人を突き止めようと調査を始めます。

 調べを進めるうちに、これはより大きなテロ事件へとつながる第一歩に過ぎないことがわかり、仲間の軍人たちにも協力を要請して犯罪組織を突き止めようと奔走するのですが……。


 今回は主人公が若いこともあり、やっぱりラブストーリーもふんだんに。帰省した途端に家族に無理やり見合いさせられた女性とのあれこれが、緊迫するテロ事件捜査の合い間にはさまってきて、ときどきクスッと笑わされるようなコメディも。

 つまりヴィジャイさんのカッコよさと可愛さがどちらも遺憾なくスクリーンにつめこまれているわけですね! 素晴らしい!


 でも、主題は重め。

 なぜかというと、この作品がつくられる四年前に実際に起きたインド・ムンバイ連続テロ事件が、インドのみなさんの頭には当然あるから。そういう環境下で作られた「兵士の使命」「命を賭してもテロから市民を守る」「戦った兵士たちへの感謝」といった重めのテーマががっちりとあること、これは「さすがムルガダース監督」という感じです。しっかりとエンタメを成立させたうえで、その中にも真面目なメッセージ性が必ず入るのがこの監督の作品のすばらしさだと思います。


 ではでは、ドスティ!


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