102 「レオ:ブラッディ・スウィート」
はいこんにちは。
来た……ついに来た! 来ましたよ~「レオ」!
インド本国では2023年に公開され、日本のファンたちは英語字幕のものを動画サイトなどで観るしかできず、「なんとか日本語字幕で日本公開を」と願っていたヴィジャイさん主演の映画、ついに上陸です。
私ももちろん待ち焦がれておりまして、この6月20日をずっと楽しみにしていました。
折しも、6月22日は主演・ヴィジャイさんのお誕生日でもありますね。
お誕生日おめでとうございます、タラパティ・ヴィジャイ!!
さてさて。
まずは本作のデータから。
〇「レオ:ブラッディ・スウィート」(原題または英題:「Leo」)
2023年製作
監督:ローケーシュ・カナガラージ
脚本:ローケーシュ・カナガラージ / ラトナ・クマール / ディーラージ・ヴァイッディ
出演:ヴィジャイ / トリシャー・クリシュナン / サンジャイ・ダット / アルジュン・サルジャー / マドンナ・セバスチャン ほか
音楽:アニルド・ラヴィチャンダル
インド タミル語 161分 R15+
主演が大将・ヴィジャイであることはもちろんなのですが、周りを固める俳優陣も本当に豪華!
ヒロイン役のトリシャー・クリシュナンさんはあの「PS1」「PS2」で姫君役で拝見した方ですし、サンジャイ・ダットさんはなんといっても「K.G.F.2」の非常に印象的なラスボス役だし!
それから私はこれまで存じ上げませんでしたが、「アクション・キング」の異名をもつ素晴らしいアクションスター、アルジュン・サルジャーさんも本当に素敵でした!
今作は、すでにご紹介した「囚人ディリ」「ヴィクラム」とも世界観がつながっているという設定の作品。できればどちらも観てから観た方が楽しみは倍増しますが、今作だけで独立した作品として鑑賞してもOKです。
この世界観がつながった感じを、「ローケーシュ・シネマティック・ユニバース」として「LCU」とも呼ぶそうな。ほほ~ん。
ということで、ストーリーをほんの少しだけご紹介。
冒頭の舞台はインド北部。ヒマーチャル・プラデーシュ州、シムラーに近いテオグの町。雪に覆われたこの田舎の町で、動物保護活動家であり、カフェを営む男、パールティバン(ヴィジャイさん)が愛する家族とともに平凡に暮らしていました。
家族は愛する妻と学生の長男シッドゥ、小さな娘マディ。
冒頭ではこの町にハイエナが迷い込んで大騒ぎになるんですが、それが一大ニュースになるぐらいには平和な町でした。ハイエナは、パールティバンが殺すことなくうまく捕らえて家族にすることに。
そんな平和な町に、ある日狂暴なギャングがやってきて次々と町の人々を殺し回りはじめます。
夜になり、パールティバンとその娘、そして店員の女性だけになったところへ、ギャングが侵入。女性を人質に脅されて、パールティバンは金を渡して去ってもらおうと説得を試みるも、女性と娘が遂に殺されそうになり、思わず奪った拳銃でギャングたちを射殺。そればかりでなく、それが非常に手際がよいというので、警察からは疑われてしまいます。
この事件が大々的に新聞に載ったことにより、彼の周囲に次々と不穏な事件が起こりはじめ……。
いくつかの闇の勢力が彼を「レオ」と呼び、付け狙い始めたのです。
レオ・ダースという名のその男の昔の写真は、確かにパールティバンの顔そのもので……。
「レオなんて知らない、俺はパールティバンだ。あんたたちのことなんて知らない」と必死に言い続けるパールティバンでしたが、悪党たちはいっさい彼の言うことを信じようとせず、家族までが次々と危険な目に……。
果たして「レオ」とは何者なのか?
本当にパールティバンとは関係のない人物なのか……??
謎が謎を呼び、どんでん返しも色々。
そして美しいカメラワークで激しくもスタイリッシュなアクションシーンが展開!
胸アツのダンスシーンも見逃せない~!
そして先ほども申しましたが、今回は「囚人ディリ」はやっぱり観ておいたほうが……と個人的には思います。できれば「ヴィクラム」も!
「えっ、まさかあの人……??」という嬉しいシーンがあるもので! ええ!
まだ日本での公開は始まったばかり。
ぜひみなさん、劇場へ~!
ではでは、ドスティ!