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101 「ヴィクラム」

 

 はいこんにちは。

 本日とりあげる作品は、先日から日本公開されたこちら!

 なんと言っても、これまでご紹介してきた「ピザ 死霊館へのデリバリー」「途中のページが抜けている」「ヴィクラムとヴェーダー」「サイラー ナラシムハー・レッディ 偉大なる反逆者」「マスター 先生が来る!」や「ジャワーン」等々、話題の作品に数多く出演されているヴィジャイ・セードゥパティさんがご出演! ということで、前々から「絶対に見る!」と思っていた作品でした。


 〇「ヴィクラム」(原題:「Vikram」)

 2022年製作

 監督・脚本:ローケーシュ・カナガラージ

 出演:カマル・ハーサン / ヴィジャイ・セードゥパティ / ファハド・ファーシル / ガーヤトリ ほか 

 インド タミル語 171分 R15+


 先ほどはヴィジャイ・セードゥパティさんのことばかり言ってましたが、主役は「世界のヒーロー」と呼ばれておられるカマル・ハーサン氏。見覚えはある気がしたのですが、どうやらすでに見た映画の中では「カルキ」でご出演されていたようです。わかんなくてすみません……。


 カマル・ハーサン氏が今回演じるのは、映画ポスターでも書かれている通り「謎の中年」(ちょっと苦笑)。

 もうお一人の重要な役を演じているファハド・ファーシルさんは、「プシュパ 覚醒」でまったく違う役柄ですでに拝見していました! こっちもまた気づかんかった、すんません!(そんなんばっかり……)


 さてさて。

 ということで、いつものように少しストーリーのご紹介をば……って思いましたが、いやもうね、さすがはローケーシュ・カナガラージ監督なんですよ、これがまた! 伏線に次ぐ伏線、それをインターミッション後の後半からガンガン回収していって本当に隙がなくて素晴らしい。で、すごくネタバレに気を遣う……(苦笑)。


 舞台はインド・チェンナイ。

 覆面黒装束の男たちが、この街で次々とテロ事件を起こしています。すでに三件の事件が発生。どれもみな、一見つながりのなさそうな男性を拉致し、それを殺すところを撮影して、警察へこれ見よがしに見せつけるという手口。

 彼らを追い詰めるため、警察は非常に優秀な特殊工作員グループを呼びますが、そのリーダーがアマル(ファハド・ファーシルさん)。なお、アマルは自分の正体や仕事を明かさないまま恋人をつくり、結婚を控えていました。


 さてアマル、色々と調べていくうちに、どうやらこの事件に、街のギャングを牛耳っている麻薬王・サンダナム(ヴィジャイ・セードゥパティさん)が関与していると予想。

 その一方、サンダナムは自分の縄張りの中で消えた2トンものコカイン原料を血眼になって探しているところでした。


 さらにアマルは、その非常な優秀さで真実に近づいていくうちに、テロで二番目に殺され、爆破されて片足しか残らなかった飲んだくれの中年男・カルナンのことが気になり始めてしまいます。

 このカルナンこそ、本作の主役・カマル・ハーサン氏!


「え? 主役が冒頭で死んでるってこと……??」


 ですよね?

 そう思いますよね??

 あああっ、でもこれ以上はちょっともう本当にネタバレになるので無理い!

 これ以外にも「あっ」と驚くようなどんでん返しに予想もしなかった登場人物の裏側が次々と明かされていき、また凄まじいアクションシーンの連続で、まったく目が離せません!


 カルナンには警察官の義理の息子がいたんですが、その息子で孫のような小さな男の子がまた可愛い! カルナン、この子をめっちゃ溺愛してて、そういうシーンがまたとてもハートフル。すんごいアクションシーンの中でも坊やのことをすんごく大事にしているシーンなどもあって、これまた注目ポイントのひとつです。


 あっ、そうそう。

 こちらから見ても全然かまわないとは思いますが、できれば先に同監督の作品「囚人ディリ」を見ておかれたら、さらに楽しめるのではないかな~と思われるシーンがちょこちょこと。うふふふ。

 これまた、いつもながらですがとってもお勧めです!

 ではでは、ドスティ!


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