1月7日 ボーリング
今日から始まった三学期だったが、あの頃と大して変わらない。私は、何をしているのだろうか?自分自身まだよくわからなかった。
ー12月26日ー
那奈「お願い、頼むよ」
那奈の想いは、どの程度伝わっているのだろうか?
宝来「次、俺が投げるから切るぞ」
どうやら、宝来がボーリングを投げる番のようだ。というか、本当にボーリングしているんだ。私は、そのことの方が驚きだった。嘘なら、いくらでもつけたのに。すると、次の瞬間、電話は切れてしまったみたいだ。もしもし、もしもし、、、、、、、、、。那奈の問いかけに応じることはなかった。
私 「難しそうだね」
那奈「まぁ、忙しいからね」
那奈がそれを理解していたなら、それでいいか。
私 「じゃあ、ゲーム始めよっか」
みんなを切り替えさすために大袈裟に声を出した。
那奈「待ってよ、もう一回かけるよ」
まさかだった。なんで、そこまでして宝来にこだわるのだろうか?たしかに、私としても会いたいという気持ちはある。でも、そこまでしなくてもいいのに。私以外の人も同じように考えているんじゃないだろうか?
林 「やめといた方がいいって、キレられるよ」
那奈「えー、だって来てほしいじゃん」
そうなんだ、宝来ってキレるのかぁ。私がいた頃は、まだそんな感じはなかっただけに少し驚きはある。でも、キレられるのはやだなぁ。私がそんなことを考えていると、すぐさま那奈は、スマホを触っていた。まさか?やはり、スマホから電話をかけていた。さっきと同じように、1.2.コールなってもなかなか出ない。さっき宝来が言っていたように、ボーリングを楽しんでいるのだろう。すると、5コール目で再び、声がつながったのだった。
那奈「もしもしー」
宝来「なんだよ」
さっきより、明らかに機嫌は悪そうだ。それでも、那奈が執念でつないだチャンス。もう逃さまいと必死だった。
那奈「来れそう?」
宝来「行かないって言ってるだろ」
みんながビビってる中、那奈だけは違った。
那奈「来てくれたら、無料でいいよ」
宝来「はぁ?それだけかよ」
一瞬、怒るのかと思ったけどそうはならなかった。
那奈「何してほしいの?」
宝来「じゃあ、女紹介しろ」
那奈「いいよ」
女って、、、、、、、。ただのヤンキーじゃん。
宝来「じゃあ、後で真田駅行くわ」
那奈「ありがとう」
この展開で来るのかよ。私には、考えられなかった。




