1月2日 烏龍茶
私は、久しぶりに単語帳を触った。ここ最近、触っておらず単語が抜けていてもおかしくない。やってできていないのはやらずともわかる。そういうのがわかっていてもやれない。それが私なのかもしれない。遠くのことよりも、今が大事。自分を正当化するように言い聞かせた。
ー12月26日ー
私たちの席は、奥の列と手前の2つの列に別れていた。奥の列から、美桜、私、尚也、優斗。手前の列に林、藤岡。藤岡の横が空いてるから、那奈が来たらそこに座るだろうな。そんなことを考えていたら、玄関の扉が開く音がした。ここまでは、少し離れているがこの時間帯に来るのはおそらく那奈だ。
私 「来たんじゃない?」
美桜「音した?」
私 「うん。もうちょっとしたら来るかもね」
私たち二人とは裏腹に、みんなそれぞれ話が盛り上がっているようだった。
美桜「迎えに行った方がいいかな?」
私 「店員が連れてきてくれるんじゃない?」
少し不安のようだった。美桜は、リーダータイプだから常にいろんなところに配れる。でも、それが仇となる時もあるんだろうな。
美桜「じゃあ、ちょっと待ってみる」
私 「まぁ、すぐ来るよ」
みんなが盛り上がっているというのに、どこか浮かない顔をしていた。すると、私たちの横にあった扉が大きく開いた。「ひさしぶりー!元気だった?」みんな唖然としながら、那奈の方を向いていた。開口一番大きな声を出した那奈は、凄かった。
那奈「久しぶりだね」
私 「そうだね」
遅れてごめんとかないんだ。思わず笑ってしまった。
那奈「今日は、何で来たの?」
私 「今日は新幹線だよ」
那奈「へぇー。そうなんだ。凄いね」
凄いのかどうかはわからなかった。美桜と林が奥の席に案内した。那奈は、優斗の前に座るカタチになり、私たちは再び話をし始めた。藤岡は、那奈にメニュー表を渡し、何を飲むか考えてもらったのだ。尚也は、個室についていたテレビをつけ始めた。
美桜「店員呼んでも大丈夫?」
那奈「大丈夫だよ」
呼び出しボタンに軽く触れると、赤色のランプへと変わった。すると、後ろからテレビの音声が聞こえてきたのだ。尚也がつけたテレビは、思ったよりも大きな音量だった。
美桜「何にするの?」
那奈「烏龍茶にする」
美桜「私は、オレンジジュースにしたよ」
二人は、仲良さそうに話をし始めた。




