表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
日常で世界を変える(小野田編)  作者: mei


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

69/80

12月26日 二人の尚也

 まさかの尚也。この前あったのが、園田。そして、今日が鈴木。ややこしいな、ホントに。私と尚也は、東京から長野県へ向かう途中だった。電車の隣同士に座っている私たちは、いつものようように話していた。尚也は、嘘をつかない。素直で真っ直ぐな男だった。二人の尚也と知り合いの私はめずらしいのだろうか?


 私 「昨日会ったよ」

 尚也「誰に?」


 ガムを噛みながら私の話を聞いていた。


 私 「園田尚也」

 尚也「えっ、まじ?」


 私も昨日、同じ気持ちになった。


 私 「そうだよ」

 尚也「知り合いなの?」

 私 「いや、初めて知ったよ」

 尚也「へぇー。最近会ってないな」


 聞いてみるか迷った。でも、気になったらそうするしかなかった。


 私 「なんで苗字違うの?」

 尚也「離婚したんだよ」

 私 「あぁ、そういうことか」  


 納得がいった。それなら、苗字が違っていてもおかしくないな。


 尚也「小1まで一緒にいて、そこからかな」

 私 「やっぱり、一緒がよかった?」

 尚也「うーん?わかんないよね、なんとも。いたら、今みたいになってないかもしれないし」


 私は、ゆっくり頷いた。


 尚也「小野田は、親とかに対してなんとも思わないの?」

 私 「親には、あんまり興味ないかな」

 尚也「へぇー。そうなんだ」

  

 親に興味がないということは嘘ではなかった。なんか、物心ついた頃から、親というものに、あまり興味がない。嫌いではないけど、好きでもない。好きじゃない理由は何なのか?


 私 「興味あるの?」

 尚也「俺は、お母さんだったから。お父さんがいたらなとは、思うけどね」

 私 「そうなんだ、今まで私は知らなかったな」


 尚也は、何に対しても明確な考えがある。それが彼の魅力なのかもしれない。


 尚也「俺さぁ、大学でも野球頑張りたいんだよね」

 私 「すごいね」

 尚也「野球ってさ、簡単にできるように見えるんだけど難しいんですよね」


 もうすぐ長野県に入る。


 私 「そりゃあ難しいでしょ?」

 尚也「一人じゃ、野球は成立しないんだよね。それがなんとも言えないんだよね」

 私 「サッカーとか他のスポーツとは違うの?」

 尚也「似てるとは思うけど、文化が違うかな」


 私にとっては、どちらもスポーツという同じ括りなんだけど、どっちも同じように思う。すると、電車からアナウンスがなった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ