12月17日 散歩
気がつけば、2学期も終わりだ。特別、学校に行きたいと思ったことはなかったが、長かったのでホッとする自分がいた。
ー12月15日ー
重たい扉がゆっくりと開いていく。一人の男が出てきた。みんなは、まだ映画を見ている頃だろう。荷物を持ってきた遠山が帰ってきた。コイツ、ほんとに大丈夫だろうか?映画を見ている最中に二人も出て行ったら、完全になんかあったと思われるだろう。遠山は、深いため息をつきながら、私の前に歩いていく。
私 「どうしたの?」
遠山「早く行こうよ」
えっ、、、、、、。私は、驚いてしまった。
私 「どこ行くの?」
遠山「あぁ、そうか。どこ行きたい?」
何を言っているのだろうか?
私 「私は、早く帰るから」
遠山「そんなこと言わずに行こうよ、どっか」
とりあえず、私たちは進むことにした。しかし、これが翆にバレたら確実に怒られるだろう。まぁ、仕方ない。今から引き返すこともできないだろうし。横を歩く遠山の表情には悩みなんて一才ないような笑みを浮かべていた。
私 「遠山くんって、どこの大学行くの?」
遠山「何も決めてないよ」
あっけらんかんとしている遠山くんが羨ましかった。同じ学年のはずなのに、こうも違うのか。
私 「もう、こんな時期なのに?」
遠山「うん。まったく決めてないカ
私 「大学行く気ないの?」
彼の足音が館内を響かせていた。
遠山「さぁ、どうだろうね」
私 「それとも決めてるけど、言わないだけ?」
よくわからないから嘘をついているだけなのか?
遠山「何も考えてないよ」
私 「ふーん」
私たちは、ショッピングモールから出て行くことにしたのだった。
遠山「小野田さんは、決まったの?」
私 「行きたい方向性だけね。今の私の学力じゃ受からないところばっかりよ」
ショッピングモールを出ると、私の視界にはたくさんの人々の姿が広がっていた。
遠山「そう言えば、小野田さんって長野出身だよね?」
私 「そうだよ。なんで知ってるの?」
翆が言ったのだろうか?それとも自分か?私たちは、深呼吸をしながら歩みを進めていた。
遠山「俺は、なんでも知ってるから」
そう言えば、彼この前も言ってたから、そこで知ったのかもしれない。彼との話が続いていく。しかし、これで本当によかったのかはわからなかった。




