12月16日 帰宅
なんだか、翆に会うのが気まずくなってしまった。あの時、ちゃんと映画を見ていたら私の中で何か変わっていたのだろうか?意外と何も思っていないのだろうけど、万が一のことがあったら、私は何とも言えない気持ちになっていた。
ー12月15日ー
私 「やっぱり、帰ろっかなー」
遠山「なんで、せっかく来たのに」
私の頭を悩ませていた。もう、ここにいても映画の中には戻らない気がした。
私 「あんまり興味ないし。いいかな、別に」
遠山「そんなこと言うなよ」
コイツは、いつ戻るんだろうか?
私 「勉強もしてないし、家帰ってしないと」
遠山「そんな真面目だっけ?」
まぁ、言われてみたら真面目キャラではない。けど、受験が迫ってるし勉強することはいたって普通だ。
私 「アンタ、そんなに私のこと知らないでしょ」
遠山「まぁ、知らないけど」
コイツも学校名的に学力が高い。決して、それを自分で言うわけではないのだろう。
私 「翆には悪いけど、謝っといて」
遠山「嫌だよ、自分で謝れよ」
何がいいたいんだ、コイツは。
私 「ムリムリ、私帰るし」
遠山「せめて、映画終わるまで待ちなよ」
私 「そんな余裕ないし」
やっぱり、何を考えているかわからない。
遠山「じゃあ、俺が相手してあげようか?」
私 「なんでアンタなのよ」
余計話がややこしなる。もう、私一人で帰ろうかな。
遠山「俺も暇だし」
私 「ここに残りなさいよ」
コイツにはここにいてもらわないと。一緒に帰ったとかなると翆になんか思われてしまう。それだけは、ごめんだ。
遠山「だって、小野田さんも帰るんでしょ?」
私 「私はいいでしょ、別に」
私とコイツでは全然違う。それをわかってもらうためにはどうすればいいのか。
遠山「じゃあ、俺も帰る」
私 「ちょっと何よ、それ」
どんどん話がめんどくさくなっていく。やめてくれ、ホントに。
遠山「交渉だね。ハハハハ」
私 「もう、最悪」
たしかに、今コイツがやったのは交渉だ。
遠山「じゃあ、ここで待っていて」
私 「何するの?」
待たされても困るんだけどな。
遠山「帰る準備しにいく」
私 「バレるよ、こんなことしてたら」
遠山「それは、しょうがない」
そう言って、遠山は歩き出しました。




