12月13日 笑顔
いつものように、翆と話をしていると時間が経っていた。この時間がもったいないんだけどな。この時間が愛おしかったりするんだよね。もう間も無く受験も迫っているというのに、私たちにはあまり緊張感というものがあんまり伝わってこないんだと勝手に思っていた。
翆 「深雪、遠山くんたちに会いに行こ」
私 「この前の?」
翆 「うん」
まだ連絡してたんだ。意外だな。私も連絡先は知ったけどやりとりはしていない。
私 「なんで?」
翆 「だって会いたいもん」
翆ってこんなに積極的だったけな?それとも、なんかいい進展でもあったのか?私にはわからないけど翆が本気なのはなんとなくわかった。
私 「勉強しなくていいの?」
翆 「それはするけど、少しだけなら」
そう言えば、遠山くんは、どこの大学に行くのだろうか?
私 「てか、私もいくの?」
翆 「当たり前だよ」
私 「なんでよ」
なんで、当たり前なのかよくわからなかった。
翆 「向こうは、3人くるって」
私 「この前の人たちかな?」
私は、勝手にこの前いた人たちを頭の中に思い浮かべていた。
翆 「遠山くんでしょ、、、、、長内くんでしょ。あとが、盛山くん」
なんとなく思い浮かべた人と名前は一致している。
私 「今度は、何話すの?」
翆 「何って言われてもな、、、、。遠山くんに会いたいからさ」
完全に恋に落ちてるな。まぁ、いいけど。
私 「でも、遠山くん付き合ってるんでしょ?」
翆 「うん。歳内菜緒って子とね」
別れる予定でもあるのか?
私 「だったら、諦めたらいいのに」
翆 「諦めたら終わりでしょ」
いつもな自信なさげなのに今日はある。なんかありそうだな。
私 「どこかで聞いたセリフだけど?」
翆 「ハハハハ。まぁ、いいのいいの」
そろそろ勉強しないと。
私 「飽きないね、翆も」
翆 「まぁね。暗くなったら終わりだしね」
私 「じゃあ、私そろそろ勉強するわ」
翆は、少し寂しそうにしていた。
翆 「明日来てよね」
私 「えー。めんどくさいよ」
翠は賢いからいいけど、私はもっと勉強しないといけない。
翆 「奢ってあげるからさ」
私 「何よ、それ」
まぁ、いいや。とにかく勉強しないと。
翆 「じゃあ、よろしくね」
私 「わかったよ」
翆は、とびっきりの笑顔を見していた。




