12月9日 相談
私 「2学期っていつまで?」
翆 「うーん。26とかかな?」
私 「長いなぁ」
正直言えば、もう学校に行きたくないというのが本音だ。狭い中で縛られて生活するのが私にとってはしんどかった。
翆 「今は、学校来ても勉強しかしてないもんね」
私 「ホントだよ」
翆 「だったら、家でってなるよね」
廊下にいた私たちは、いつもより声が大きかった。
私 「そうだよ。私は、勉強しないからあれだけど」
翆 「ハハハハ」
廊下に通る生徒は少ない。もうみんな帰ってしまったのだろうか?
私 「でも、学校で何するかわからないから」
翆 「私は、あいた時間勉強しかしてないね」
私 「だよね。たまに見たらいつも参考書開いてるよね?」
たまに見ていることを告げてみると、少し驚いている様子だった。
翆 「そうなの」
私 「医療大学ってやっぱり難しいの?」
翆 「うん。簡単には受からないかな」
さすがだな。でも、受かれば翆にとっていい時間だと思う。
私 「じゃあ、勉強しがいがあるじゃない」
翆 「そうだね。深雪は決まった?」
私 「いやー、全然決まらないね。学部さがしから迷ってるかな」
翆は、私の迷いにどう返事してくれるだろうか?
翆 「そうなんだ」
私 「でも、ちょっとは勉強してるしいい感じかもね」
翆 「そうなんだ。いいじゃない」
少しずつだか、やらないよりいい気がしていた。
私 「私って、どんな学部がいいんだろうね?」
翆 「そうだなぁ。経済とか経営って興味ある?」
私 「そんなにないかも」
経済とか経営は考えたけど興味がなかった。
翆 「他は、教育学部とかは?」
私 「先生ってのもなぁ」
しっくりきていなかった。
翆 「別にならなくてもいいんじゃないかな?」
私 「どういうこと?」
翆 「教育学部でも、みんなが先生するわけではないからね」
私 「あー、そういうことね」
そういう選択肢もあるのか。翆に聞いてよかった。
翆 「考えすぎても決まらないと思うからさ」
私 「そうだね。教育学部かぁ。ちょっと調べて見ようかな」
私の気持ちが少し上がった。
翆 「うん。意外と合ってたりするんじゃないかなと思ってさ」
こういう何気ない相談ができる翆は、私にとって必要不可欠だった。




