12月4日 半信半疑
歳内と会って、少し変われた自分がいる気がした。目に見えて変わったわけではないけど、もっとカタにはめずに考えてみようと思えるようになった。これからも、そんな日常が続けたらな。
ー12月3日ー
私 「へー。そんな紹介してくれる人いるの?」
歳内「まぁね」
私たちがいる展覧会は、何をするのかがよくわかなかった。
私 「凄いね」
歳内「冗談だよ。ハハハハ」
お互い笑い合っていた。
私 「私は、イケメンで面白い人がいいかなー」
歳内「たしかにイケメンいいよね」
イケメンだと思う人いるの?うーん。4、5人くらいかな。
私 「遠山くんは、イケメンじゃないの?」
歳内「うーん。どうだろうな。あれは、イケメンというより面白い枠じゃないかな?」
イケメンは、目の保養にはたしかにいい。けど、そんな人にはなかなか出会えない。
私 「私もあんまり見たことないけど」
歳内「今度紹介してあげる」
紹介かぁー。私は、恋愛をしたいのかしたくないのか自分でもよくわからなかった。
私 「会ったことあるけど、話すことがないなー」
歳内「んー。じゃあ、私のこと話せばいいじゃん」
私と仲良くなってほしいのか?
私 「えー。なんか悪いでしょ」
歳内「そんなことないよ」
ゆっくりと歩きだした。
私 「そうかな?」
歳内「うん。でも、陵は、なんでも話をしてくれるよ」
私 「そうかな?」
意外だった。もっと、自分のことを隠したりするのかなと思っていた。
歳内「うん。野球の話とか長野の話したらいいと思うよ」
私 「まぁ、そうなんだけどね」
話題というより、どんな人なのかということの方が大事だった。
歳内「あんまのりきじゃないのかなー。じゃあ、陵の気持ちに寄り添わないとな」
私 「どういうことを話したいの?」
うーん。小さな声を出して話し始めた。
歳内「陵は、あんま人に興味ないからね」
私 「そうなの?だったら無理じゃない」
何を言っているのだろうか?
歳内「無理じゃないよ。こういうのは話し合っていけばうまくいくよ」
私 「そうなの?」
半信半疑だった。
歳内「そうだよ。考えずに思い切って話てみたらいいと思うよ」
私 「じゃあ、そうしようかな」
歳内「うん」
そこには、笑顔の歳内がいた。




