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日常で世界を変える(小野田編)  作者: mei


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12月2日 柏第一学園高校

 肌寒い。私は、コートを着ながらスーパーへ買い物に出かけていた。お母さんは、遅くなるからといって、お金だけを置いて出かけていた。お父さんは、いつものように、まだ仕事をしているみたいだった。

 私は、一歩一歩進むが、全然前に行かない。どうやら、店内は人でごった返しているみたいだった。私は、野菜売り場に行くことにした。惣菜や揚げ物など既にできている物でもよかったけど、どうせなら作るのもありかなと思っていた。

 私の目の前には、鮮やかな色合いの野菜や果物が所狭しと陳列されている。綺麗なキュウリやナスビが並んでいた。私は、どれがいいか興奮しながら商品を眺めていると、今日は、野菜炒めでも作ろうかなと思った。小野田さん!!私の名前が呼ばれた気がした。後ろを振り返るけど誰もいない。気のせいか?前を向くと、再び、私の名前が聞こえた。もう一度、ふりかえると、そこには、同じ高校生のような人が立っていた。


 私 「誰?」

 女性「私は、歳内菜緒。小野田さんよね?」


 なんで、私のことを知っているのだろうか。


 私 「そうだけど、、、、」

 歳内「あんまり、私のこと知らないみたいね」


 まるで、向こうも自分のことを知っていると思っているかのような口ぶりだった。


 私 「うん。知らないな。どこかで会ったことある?」


 いろいろ考えるけど、全く身に覚えがない。


 歳内「いや、全くない」


 ないのか。


 私 「なんで、私のこと知ってるの?」

 歳内「小野田さんのことは、柏第一の知り合いの子から聞いたの」


 

 私 「そうなんだ。ってことは、柏第一?」

 歳内「そうだよ。私は、柏第一高校だよ」


 柏第一といえば新設高校だ。成績も優秀だし部活動も強い。


 私 「じゃあ、光宝高校のことも知ってるんだね」

 歳内「全部は知らないけどね」


 誰だろう?私のことを知っているのは。


 私 「柏第一ってどんな高校なの?」

 歳内「うーん。新しい感じの学校かな。来たことある?」

 私 「何度かはあるよ」


 本当に噂の学校でしかない。


 歳内「そうだ。もしよかったら、きなよ」

 私 「えっ?」


 急に誘われたから、驚いた。


 歳内「今度、展覧会やるのよ」

 私 「そうなの?」


 この時期に展覧会やるなんて、不思議だな。


 歳内「私も時間作るから、その時話そうよ」

 私 「いいよ」


 よくわからないけど、返事だけしたのだった。

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