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日常で世界を変える(小野田編)  作者: mei


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11月28日 登校

 私は、改札口を出て高校へと向かった。駅から高校までは、徒歩5分。この道を歩いてもう3年が経つのかぁ。早いもんだなと感心するばかりだった。朝の光が差し込む中、多くの高校生で賑わっていた。朝の登校時間は、いつもこの賑やかさだ。この子たちは、学校へ通うために、この道を進んでいる。

 青春の日々を過ごす高校生たちは、4列ほどに並び、足早と前へと進んでいく。私の前にいる女の子は、コートにスカートを合わせた格好をしていた。もう冬だし、暖かくしないといけない季節だった。私も久しぶりの学校だったからいつもより緊張をしていて、心の高鳴りを感じていた。すると、後ろから走ってくる足音が聞こえた。とりあえず、前を見て知らないふりをしていた。しかし、明らかに私の後ろに来ている。

 足音からしたら、おそらく女子な気がする。男子なら、もっと勢いが強いはず。私は、前にいる女子生徒を見ながら後ろに気を配っていた。私の後ろから来たのは舞香だと思った。私の近くに来た時の香水の匂い。これは、舞香しかいなかった。私がゆっくり振り返ると、いつもの舞香が待ってくれていた。

 彼女は、サラッと私の近くに来てくれた。「大丈夫?」。すぐに言い返すことはできなかったけど、ゆっくりと相槌をうった。舞香は、多くを語らず、私の横を歩いてくれた。彼女が温かい笑顔を向けてくれたことで、私は安心することができた。前には、さっきの女の子の周りに新しい女子生徒たちも加わり、一緒に歩くことになってしまっていた。

 今日からの学校生活を楽しめますように。嫌なことがありませんように。私は、心の中で願いをかけた。

彼女の発言は、とても勇気づけられた。気がつくと、私たちは、学校に着こうとしていた。すると、前の方から先生大きな声が響いていた。こんな朝から、どうしたんだよ。私は、舞香とともに、校舎の中へと入っていく。前にはたくさんの人がいて、前に進めそうにない。どうやら、今日は、何か行事ごとがあるみたいだ。

 私は、多くの生徒が立ち止まる中、微妙に空いた隙間を通って上がっていく。舞香は、いつものように表情を変えずに黙々と歩いている。ようやく着いたクラスは、いつものように賑やかに話しこんでいた。こんなに多かったけな?学校に行っていない間に私は、何か忘れかけようとしていたみたいだった。私は、自分の座席に荷物を置き、教科書をリュックから取り出したのだ。

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