表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
日常で世界を変える(小野田編)  作者: mei


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

36/80

11月23日 鼻水

 私は鼻をすすり、ティッシュを手元に取った。今日、朝起きてからずっとこうだった。繰り返し繰り返し鼻水を拭っていた。今日は、いつも通り、学校に通っていたが授業を受けれるような状態ではなかった。鼻水を拭う度に鼻の奥からジュワッとした液体が流れ出してくる。なんだか気持ち悪い。私の周りにも似たような人はいたようだ。

 もうすぐ12月だし当たり前と言えばそうだろう。軽く喉を鳴らし、鼻をすかせた。恥ずかしいが、何度も鼻をすかしても鼻水は止まらないのだ。もう、手元にあるティッシュが水を随分ふくんでいるみたいだった。ありがたいことに今は、咳が一番後ろだったので周りにとても迷惑をかけるということはないと思っていた。私はため息をつき、数学の授業を受けていた辺りの生徒を見回した。

 数学は、よくできるクラスとあまりできないクラスタ二つに別れている。だから、私の横も人はいない。ある程度自由な状況であることを確認した私は、また、新しいティッシュを取り出した。私は、顔を左に向けて鼻をかむことにした。左側は窓なので、私のブサイクな姿がみんなに見られにくい。私は、鼻の穴を押し付けるように指を当てた。そして、力強く息を吐くと、ジュワっとした鼻水がまた出てきたのだった。

 すると、二つ前の席にいた舞果が同じように鼻をかんでいることはわかった。私は、同じような人が見えて、胸を撫で下ろした。ティッシュで鼻水を拭き取るり、新しいティッシュでくるむ。置き場所に困ったが、とりあえず机の上に置くことにした。さっきまで拭いていたハンカチは鼻水で濡れている。早く、数学の授業が終わらないだろうか。

 ちょうど、ワークの問題を解くことを指示されたのだった。私は、鼻をかみすぎて、問題を解く気力すらなかった。先生は、7分で3問の問題を解くように言っていたが、あっという間に2分が過ぎてしまった。とりあえず、よくわからないからボッーとすることにした。しかし、それも束の間、だんだん鼻がむずむずしてくる。そして、再び鼻水が出始めた。私は深いため息をつき、これがいつまで続くのか疑問に思った。

 私は、自問自答するが、答えが出ない。どうにかして止めなければ、周りの人にもっと迷惑がかかってしまう。私は、鼻の中の鼻水をティッシュで拭き取っていた。いつもより長く、鼻の中にティッシュをつっこむ。私は落ち着いて、ゆっくりと深呼吸をすることにした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ