11月23日 鼻水
私は鼻をすすり、ティッシュを手元に取った。今日、朝起きてからずっとこうだった。繰り返し繰り返し鼻水を拭っていた。今日は、いつも通り、学校に通っていたが授業を受けれるような状態ではなかった。鼻水を拭う度に鼻の奥からジュワッとした液体が流れ出してくる。なんだか気持ち悪い。私の周りにも似たような人はいたようだ。
もうすぐ12月だし当たり前と言えばそうだろう。軽く喉を鳴らし、鼻をすかせた。恥ずかしいが、何度も鼻をすかしても鼻水は止まらないのだ。もう、手元にあるティッシュが水を随分ふくんでいるみたいだった。ありがたいことに今は、咳が一番後ろだったので周りにとても迷惑をかけるということはないと思っていた。私はため息をつき、数学の授業を受けていた辺りの生徒を見回した。
数学は、よくできるクラスとあまりできないクラスタ二つに別れている。だから、私の横も人はいない。ある程度自由な状況であることを確認した私は、また、新しいティッシュを取り出した。私は、顔を左に向けて鼻をかむことにした。左側は窓なので、私のブサイクな姿がみんなに見られにくい。私は、鼻の穴を押し付けるように指を当てた。そして、力強く息を吐くと、ジュワっとした鼻水がまた出てきたのだった。
すると、二つ前の席にいた舞果が同じように鼻をかんでいることはわかった。私は、同じような人が見えて、胸を撫で下ろした。ティッシュで鼻水を拭き取るり、新しいティッシュでくるむ。置き場所に困ったが、とりあえず机の上に置くことにした。さっきまで拭いていたハンカチは鼻水で濡れている。早く、数学の授業が終わらないだろうか。
ちょうど、ワークの問題を解くことを指示されたのだった。私は、鼻をかみすぎて、問題を解く気力すらなかった。先生は、7分で3問の問題を解くように言っていたが、あっという間に2分が過ぎてしまった。とりあえず、よくわからないからボッーとすることにした。しかし、それも束の間、だんだん鼻がむずむずしてくる。そして、再び鼻水が出始めた。私は深いため息をつき、これがいつまで続くのか疑問に思った。
私は、自問自答するが、答えが出ない。どうにかして止めなければ、周りの人にもっと迷惑がかかってしまう。私は、鼻の中の鼻水をティッシュで拭き取っていた。いつもより長く、鼻の中にティッシュをつっこむ。私は落ち着いて、ゆっくりと深呼吸をすることにした。




