11月17日 球技大会
私は、いつものように翆が合流すると、スマホを見ながら、放課後に何をするのか考えていた。翆もゆっくり私の方を見ながら声をかけてくれた。
私 「何してたの?」
翆 「今日は、体育2時間あったから。疲れたよ」
いつもより、遅く私のところにきた翆に質問をした。
私 「体育何したの?」
翆 「バスケとバレー」
バスケとバレーか。どっちも大変そうだな。
私 「2時間続けてたのはしんどいね」
翆 「深雪たちも今度、あるよ」
翆は、何が言いたいのだろうか?
私 「何が?」
翆 「体育」
翆は、体育が苦手だった。
私 「体育はあるでしょ」
翆 「違うよ。大会があるの」
私 「大会?」
大会なんてあったけ?この時期に。
翆 「うん。期末テスト終わったら球技大会があって」
球技大会かぁ。
私 「何があるの?」
翆は、椅子に腰をかけながら答えた。
翆 「一応、バスケとバレーとソフトボールの3つがあるらしいよ」
私 「そうなんだ」
バスケ、バレー、ソフトボール。私は、どれを選べばいいのだろうか?
翆 「深雪は、何選ぶの?」
私 「私は、、、、」
上手く答えられないけど、なんとなく選ぶのは決まっていた気がする。
翆 「深雪はソフトボール選びそう」
翆の言う通りだった。たしかに、バスケもバレーもできないことはない。でも、一番得意なのは、ソフトボールだった。
私 「まぁ、バスケとかバレーよりはマシだね」
翆 「でも、ソフトボールって打つの難しいよね」
翆みたいにやったことのない人にとってはボールを打つのは難しい。
私 「たしかに。翆もソフトボールで出るの?」
翆 「出たいなって。でも、難しいし」
ボールを打つのは簡単ではない。
私 「翆は、ソフトボール全くしたことなかったけ?」
翆 「ないよ。まったく。だから、選んでもできないよ」
でも、バスケやバレーよりは、ソフトボールの方がやりやすい気がする。
私 「じゃあ、違うのにする?」
翆 「違うのって言われてもな。私にできることも少ないよ」
それは、その通りだ。
私 「だよね。だったら、私と一緒にソフトボールしよっかぁ」
翆 「わかったよ」
翆は、どこか楽しそうに笑っていた。期末テスト終わりの球技大会に期待をよせていた。




