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日常で世界を変える(小野田編)  作者: mei


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11月16日 スッキリ

 昨日、美桜と話をしていてこれまでの話がつながった。今度、美桜が東京に来る時に、遠山くんと会うことを提案してくれた。私は、まだ決めたわけではないけど、この際にいろいろ考えるのも必要なのかと思っていた。

 私たちがずっと話をしていた遠山くんは、長野県出身。小・中・高と野球をしており、成績も優秀だったらしい。東京に引っ越してきた理由は、親が起業するからという。私が思い浮かべていた遠山くんのイメージとは少し異なっていた。さらに、聖徳高校時代に、誰かと付き合っていたということもないとか。顔もカッコイイし、付き合っていそうだったのにな。

 美桜の話を聞けば聞けば聞くほど、自分の中の気持ちが複雑になっていた。そして、電話の後半には、私のこれからについて話をしていた。美桜は、本気で勉強しているけど、私は、全然本気になれていなかった。でも、そんな私に、美桜は何も言わなかった。普段の美桜なら、もっと私に言ってくると思ったけどそうじゃなかった。私が知っているという美桜というのは、素直で真っ直ぐ。思ったことはすぐに私に言ってくれていたのに、私が勉強していないことには何も言ってこない。私には想定外だった。

 遠山くんが聖徳高校出身ということは、宝来くんや世田くんと同じ。もしかしたら、遠山くんもどちらかと仲良かったりするのかな?勝手に私の期待を膨らませていた。そういう美桜は、同じ聖徳高校の人と付き合っているらしい。本人から、彼氏のことは言わないが、今は受験生ということもあり、あまり上手くいっていないみたいだった。でも、恋愛の話は好きみたいで、よく私の恋愛に口を挟んでいた。

 3時間ほど美桜と話をしていて思ったのは、私が聞いたことをどうするか?ただでさえ、遠山くんには、歳内という彼女もいるし、何か余計なことを言って翆を傷つけたくなかった。まぁ、翆が遠山くんのことをどう思っているかはわからないからなんとも言えないんだけど。美桜と話をしているといつも自分の気持ちがスッキリしているのがわかった。でも、それがやみつきになって、やめられないというのもあった。

 結局、美桜との電話は約3時間。電話が終わったころは、すでに12時を過ぎていたのだ。そして、今日も時間があるときに、美桜に返信をしていた。私は、いつものように勉強をしながら翆のことを思い浮かべていた。また、明日からの学校生活で体力がなくなるのは、鬱々とした気持ちが溜まってしまっていた。

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