11月11日 宿題
私 「翆、何してるの?」
翆 「宿題だよ」
私は、誰もいなくなった翆の教室で窓の外を見ていた。
私 「そんなに宿題出たの?」
翆 「うん。そうなの」
私 「なんの宿題なの?」
ペンをはしらせながら、翆は答えた。
翆 「今日は、英語と数学が出てたよ」
私 「そうなの?」
翆 「うん。あー、、、、、、、」
あくびをしながら、腕を伸ばしていた。
翆 「そう言えば、深雪。この前、なんか思いついたって言ってなかった?」
私 「うん。言ってたよ」
翆が言っていたのは、集まる話かぁ。
翆 「何思いついたの?」
私 「えっーとね。この前、長野の話してなかったけ?」
私は、翆人話を始めた。
翆 「してたよ」
私 「長野のところに一人だけ友だちいるって」
翆 「うん、言ってた、言ってた」
翆は、興味関心をもっている様子だ。
私 「その友だちとかと集まろうかっていうのをね」
翆 「二人で?」
私 「ううん。7人くらいかな」
翆 「ええ。すごいね、7人なんて」
翆は、とても驚いている。
私 「実際、会えるかは分からないんだけどね」
放課後の教室には、部活動の声が鳴り響いていた。
翆 「そうなの?」
私 「うん。だって、7人なんてなかなか予定合わないと無理だよね」
7人なんて会える確率は、かなり低い。
翆 「いつ会うの?」
私 「一応、12月末にしようとしているけど」
12月末に、みんなで会える方法。そんなものあるのか?
翆 「12月末かぁ。みんな受験勉強してるよね」
私 「そうなの。みんな忙しくて」
私は、宿題をする翆を見つめた。
翆 「でも、深雪も勉強しないとでしょ?」
私 「まぁ、そうなんだけど。今は、全然する気起きないんだよね」
これからのことなんて、今はまったく考えられない。でも、このままだとヤバいと言うこともわかっている。
翆 「でも、翆もそろそろ勉強しないとヤバいんじゃない?」
私 「ヤバいね。完全に遅い気がするよ」
私は、半分諦めていた。
翆 「深雪は、賢いんだからもっと勉強したらいいのに」
私 「私は、勉強したくないのー」
翆 「えっー。もったいないな。勉強したら、もっといい大学いけるのに」
私 「そうかな?」
少しずつ気温が下がっていた。




