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日常で世界を変える(小野田編)  作者: mei


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10月31日 人生迷子

 時刻は、14時10分になろうとしていた。数学の問題を解き終えた私は考えていた。昨日、木下と前田とモメたけど、何も気にせず学校に来ていた。朝のホームルームでは、今日も放課後に練習があることを伝えられた。今日もかぁ、、、、。テキトウに理由つけて、今日も行かないことにしようと思っていた。

 おまけに、今日はハロウィンということもあり、みんなお菓子を持ってきていた。私も、さっきよ休み時間に翆からもらったお菓子がカバンの中に入っていた。勉強自体は、そこそこできたが、勉強は全く面白くなかった。

 志望校自体は、いくつか決めていたが、どの大学にも決め手にかけていた。このままでいいのだろうか?中学も高校もずっと人生迷子になっていて、何をしたらいいのかよくわからなくなっていた。そんな時に声をかけてくれたのが翆だった。問題を解く時間が終了し、先生は黒板に答えを書き始めた。

 人生迷子になっていた時に翆に出会って、少しだけ私の道に灯りを照らしてくれた。翆は、いつも私のことを褒めてくれる。実際、翠が思い描いている様な人ではなかったが、翠の前だけは、そうなりきっていた方がいいのかなとも思った。翆といるからか、他の人が私に話しかけてくることは少なかった。現に、高校で友だちになったのは、2、3人しかいなかった。

 翆以外で友だちと言えるのは、中村美佑と早川萌乃。二人とも別のクラスで毎日、喋ってるわけではなかった。オマケに、1対1で話すことが多いから、私が翆といたら、他の二人は来ないし、美佑といたら、翆と萌乃は来ない。そんな微妙な関係だった。先生が書き写した答えと、自分が解いた問題のノートを照らし合わせてみた。簡単だったこともあり、全て正答していた。筆箱から赤ペンを取り出し、全て丸をつけた。先生は、さっき解いた問題の解説を始めた。私は、赤ペンを筆箱にしまいながら、前の方に座っていた前田を見つめた。

 前田は、きちんと先生の話を聞いている様子だった。昨日こそ、木下を止めてくれたが、普段は、木下と同じように、ヤンチャな性格だった。明日は、放課後に美佑とカラオケに行く予定。でも、このままいくと明日も合唱練習があるんだろうなと憂うつな気分になっていく。でも、今日も木下や前田に文句を言うのはさすがに気が引けていく。今日も言ってしまうと、完全にクラスから浮いてしまうだろう。卒業まで後5ヶ月もあるから、まだあんまり無茶ができなかった。

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