10月30日 本音
今日も文化祭練習は続いていた。私は、あまりにも合唱練習が続くから木下と前田を呼びに行った。
私 「今日は、いつまで練習あるの?」
時刻は、16時を過ぎようとしていた。
木下「なんか用事?」
私 「うん。早く帰れないかなって」
こんな場所にいても仕方がない。嫌なら嫌と言った方がましかな?頭の中でいろいろなことを考えていた。
木下「なんの用事?」
私 「そんなの関係ないでしょ。終われるなら早く終わってよ」
木下が、だんだん機嫌が悪くなっているのに気がついた。
木下「そうかな?じゃあ、みんな帰ってもいいの?」
正論で私をつめてきた。
私 「いいんじゃない?」
どうなるかなんて、私には関係ない。
木下「なんで、そうなるのよ!」
木下は、3歩ほど前に歩き始めた。
前田「怜、やめなよ」
木下を見かねて、前田はストップをかけた。
木下「‥‥‥」
間に入るように、前田は、私の方を見つめた。
前田「小野田さん、用事だったら帰ってもらってもいいよ?」
当たり前だ。
私 「最初から、その程度ならもう来ないよ」
前田「どういうこと?」
今までのストレスが吐き出しそうになった。
私 「だって来ても来なくてもいいんでしょ?」
前田「そんなことは言ってないよ」
時折、笑顔を見せながら私に話をしてきた。
私 「いやいや。言ってるでしょ」
前田「毎日、予定があるわけないでしょ?」
私 「遊びの予定があるの」
私は、わけがわからないことで、前田に反抗した。
木下「そんなの予定って言わないよ!」
木下は、納得していない様だ。
前田「もうやめときなって」
木下「あんなの許されるわけないでしょ」
もう、木下の話は、聞いていなかった。
前田「やめときなよ」
目の前にいる前田の話を聞きながら、私は、帰る準備を始めた。
前田「小野田さん、今日はもう帰っていいよ」
私 「うん。じゃあ帰るね」
この時、このクラスの大勢の女子を敵に回してしまった。言わなくてもよかったけど、、、。今の気持ちのままで、ずっとここにいても仕方がなかった。明日からのことは考えずに、私は教室を去ることにした。みんなからの冷たい視線が見えた。廊下には、たまに話す牧野や藤森もいて、気まずそうにしていた。




