10月29日 イメージ
再び、文化祭の練習は始まっていた。私は、つまんない合唱練習は、ずっと違うことを考えていた。それも仕方がないことなのだろうけど、リーダーの前田や木下はやや不機嫌な気持ちになっているのが見えた。それでも、私は、言う通りに聞かなかった。
ー10月28日ー
寺崎「えっ、似てるかな?」
私 「うん。めちゃくちゃ」
私たちは、お互いが似ているかどうかについて話し合っていた。
寺崎「あんま、そういうの思ったことないな」
私 「美桜は、どういう人といるの?」
寺崎「今はね、凄い人と優しい人とか?」
寺崎の説明ではあまり理解できなかった。
私 「なんじゃそれ?」
寺崎「なんかね、3年の女子にBIG3っていうのがあるのよ」
私 「BIG3?」
BIG3?映画かなんかのタイトルみたいだった。
寺崎「うん」
私 「要するに凄い人ってこと?」
簡単にまとめてみた。
寺崎「そうなのよ。可愛くて勉強できてスポーツできて性格ももくてみたいなね」
私 「へぇー。そんな子と一緒なんだ」
言ってみたものの、たかが知れてるだろう。
寺崎「そうそう。私もなんでいるんだろう?って思っているんだけど」
私 「一緒にいるっていうことは、その子も美桜が好きってことでしょ?凄いなぁ」
どれだけの子かはわからないけど、一緒にいる美桜もチヤホヤされてるんだろうな。
寺崎「そんなことないよ。たまたまだよ」
私 「まさか、そんなことないでしょ」
寺崎「いやー、そんなことあるよ。女子ってそんなもんだし」
美桜の言うことも一理ある。
私 「そう?」
寺崎「うん。深雪は、どんなこといるの?」
ふと、翠のことが頭によぎった。
私 「うーん。なんか明るい子かな」
寺崎「そうなんだ。なんか意外ね」
美桜は、驚いていた。
私 「えっ、どういう意味?」
寺崎「なんか深雪って、スマしてるじゃん。だから、先生とかもバカにしてそうなイメージ」
美桜は、私のことを理解していた。
私 「そんなことないわ」
否定はしたものの、美桜の言ったことに思い当たる節があった。
寺崎「いや、それはありえる」
私 「ありえないから」
寺崎「だって、昔からあんまり大人数好まなくない?」
私 「それは、合ってる」
私たちは、お互いを見合わせて笑い合った。




